研究課題/領域番号 |
20K18486
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
川田 由美子 埼玉医科大学, 医学部, 客員講師 (10348211)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 口腔潜在的悪性疾患 / 質量分析イメージング / 口腔潜在的悪性疾患 OPMD / 質量分析イメージング MSI / OPMD / 上皮異形成 / MSI / リン脂質 / 口腔潜在的悪性疾患 OPMD / 口腔潜在的悪性疾患(OPMD) / バイオマーカー / 質量分析イメージング(MSI) / 悪性化リスク |
研究開始時の研究の概要 |
口腔潜在的悪性疾患 (OPMD) の悪性化リスクの評価には、病理組織学的な上皮異形成の程度 (グレード)を用いることがゴールドスタンダードである。問題点として上皮異形成の診断が病理医の主観に左右される可能性があり、またOPMDのグレード評価に有効なバイオマーカーはいまだ同定されていないことが挙げられる。 本研究ではOPMDのグレードを評価する精度の高い新規手法を確立することを目的とし、(1)質量分析イメージング(MSI)の新技術を用いたOPMDのリン脂質の定量および分布変化の計測、(2)OPMDのグレード評価に用いる新規バイオマーカーとなるリン脂質の探索を行う。
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研究成果の概要 |
口腔潜在的悪性疾患 (Oral Potentially Malignant Disorders;OPMD) の悪性化リスクの評価には,病理組織学的な上皮異形成の有無および程度 (グレード) を用いることがゴールドスタンダードであるが,有効なバイオマーカーは同定されていない.本研究では,質量分析イメージングを用いてOPMDの各グレードにおけるリン脂質の組成変化と分布を明らかにし,OPMDのグレードを評価する新規手法を確立することを目的とした. 症例収集していたが保存冷凍庫の故障などの事情により目標症例数に達することが困難となり,残念ながら解析に至っていない.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,質量分析イメージング(mass spectrometry imaging;MSI)を用いて口腔潜在的悪性疾患 (Oral Potentially Malignant Disorders;OPMD)の各グレードにおけるリン脂質の組成変化と分布を明らかにし,OPMDのグレードを評価する新規手法を確立することを目的とした. 本研究によりOPMDのグレードを評価する新規手法が確立されれば,悪性化リスクをより正確に評価することが可能となり,個々の患者さんに合った適切な治療を行うことが可能となると考えられる.
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