研究課題/領域番号 |
20K18498
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
牧 圭一郎 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 助教 (80868274)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ニッケルチタンロータリーファイル / 根管追従性 / 垂直荷重 / トルク / 自作型自動根管形成・応力解析装置 / 器具破折 / 根管形成能 / 往復回転運動 / 一定荷重 / ニッケルチタン製ロータリーファイル |
研究開始時の研究の概要 |
ファイル挿入圧と往復回転角度を解析対象とし、自作型自動根管形成・応力解析装置を用いて規格化した再現性の高い操作で根管形成を行い、これらのパラメーターが根管追従性や形成中に生じる応力に及ぼす影響についての客観的評価を行う。その結果、NiTiファイルを用いた根管形成の安全性や効率に関わる多くの新知見の蓄積が期待される。
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研究成果の概要 |
本研究は自作型自動根管形成・応力解析装置を用いて、根管形成時のパラメーターが根管形成能および形成中に生じる応力に与える影響について解析をすることを目的としている。代表的な研究としては、根管形成時の根尖方向の荷重の影響を解析したもので、荷重が大きい場合、根管追従性が向上するが生じるトルクの値には影響を与えなかったことが示された。本研究は日本歯科保存学会2020年度秋季学術大会にてポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞した。その後Maki, et.al. Materials, 2022, 2724として論文報告まで行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はニッケルチタン製ロータリーファイルの操作方法に焦点をあてた研究である。自作型自動根管形成・応力解析装置を用いて臨床の状況を再現しながら規格化した根管形成が可能であることが本研究の強みであり、本研究の結果は臨床に直接反映させることが可能であると考える。適切な操作方法のパラメーターを示すことで、器具破折や治療のエラーを減少させることができると考えられ、非常に有用な研究内容であると考える。
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