研究課題/領域番号 |
20K18525
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
武田 浩平 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 非常勤講師 (10868110)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 歯周病 / 創傷治癒 / 糖尿病 / 歯周組織再生療法 / 歯周組織再生治療 |
研究開始時の研究の概要 |
歯周病により失われた組織を再生する歯周組織再生療法はエナメルマトリックスタンパク質、骨移植術が臨床的に広く用いられており、歯の保存に効果的であると多く報告されている。しかし糖尿病状態と歯周組織再生療法の効果の関連性についての報告はほとんどない。歯周組織再生療法の効果に期待が高まっているが、糖尿病患者への歯周組織再生療法の一定のコンセンサスは得られていない。本研究により、糖尿病患者における歯周組織再生治療の新たなエビデンスの構築への寄与を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、糖尿病モデル動物の高血糖や血糖コントロールが歯肉の創傷治癒の改善、歯周組織再生療法の治癒に関与していることを示した。また歯周組織再生療法の初期の治癒段階において酸化ストレスの関与を示した。この研究成果は、10度歯周炎をもつ糖尿病患者へより予知性の高い歯周組織再生療法への確立に貢献できると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病患者は歯周炎が進行しやすいことから、重度歯周炎により歯が失われるリスクが大きい。しかしながら糖尿病患者への歯周組織再生療法は学術的に確立していない部分もあり、本研究の成果により治療法が確立されることは学術的に意義があると考える。また歯科臨床において糖尿病患者に対する歯周炎の治療として歯周組織再生療法の有効性を示すことは社会的に意義が大きいと考える。
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