研究課題/領域番号 |
20K18543
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
高林 正行 昭和大学, 歯学部, 客員講師 (50611399)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 歯内治療学 / 歯内治療 / 歯科用実体顕微鏡 / MR技術 / マイクロスコープ / コーンビームCT |
研究開始時の研究の概要 |
近年の歯内療法の発展に、歯科用コーンビームCTと歯科用実体顕微鏡が大きく貢献していることは周知の事実である。しかし、CBCT画像の観察を行うにあたり、読影者はビュアーを操作しながら画像を閲覧する必要があるため、診療中にCBCT画像の確認を行いながら処置を行うことは困難である。近年、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)といった技術の発展により、三次元の情報を そのまま三次元の構造物として観察することが可能になり、歯内領域におけるCBCT画像の更なる活用が期待される。本研究は、MR技術の歯内療法における臨床現場への応用を目的として行うものである。
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研究成果の概要 |
近年の歯内療法の発展に大きな影響を与えたとされるCBCTだが、「任意の断面画像」という二次元の画像を見て、実際の三次元構造を頭の中でイメージする必要があることから、対象の三次元的構造を直感的に理解させるシステムの構築が望まれている。そこで本研究では、対象の三次元的構造をより直感的に理解するためのシステムを構築することを目的として行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療対象となる三次元的構造を正しく理解するためには、観察対象の画像情報を二次元表示のモニターに表示するのではなく、三次元表示可能なデバイスを使用する必要がある。歯科用実体顕微鏡の使用が前提となる歯内治療での活用を考え、本研究ではまず実体顕微鏡によって得られた映像情報を三次元表示可能な3Dモニターに表示させ観察する環境を構築した。本研究で構築した三次元モニターを使用した新しい歯科用実体顕微鏡の基礎的な性能評価を行い、従来の顕微鏡と同等の性能を持つことが示されたことで、今後より本格的な三次元的観察を実施可能な環境が整ったといえる。
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