研究課題/領域番号 |
20K18559
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松岡 隆 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (80807032)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯科インプラント / インプラント / 有限要素解析 |
研究開始時の研究の概要 |
歯科インプラント治療において,審美領域のインプラント間歯槽骨の維持は最も困難な治療の一つである.申請者らはこれまでに,インプラントの3次元有限要素解析モデルの作製から解析までを1つのCADソフトウェアで行うことで,アバットメント連結様式がインプラント間歯槽骨に与える力学的影響を解析することを可能とした.本研究では,動的,かつ非線形解析を行い,CAD/CAM技術を応用した模型実験を繰り返し荷重下で行うことによって,実際の口腔環境により近い環境で解析結果を検証すること,そして力学的に最適なインプラント構成要素のデザインを同定することを目的とする.
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研究成果の概要 |
歯科インプラント治療において,インプラント間歯槽骨の維持は審美性の確保のために必要不可欠である.その維持に力学的に有用であるコニカルコネクションインプラントは,審美性の観点からジルコニアアバットメントと組み合わせることが多い.その設計の違いが及ぼす力学的影響を評価するため模型実験を行った結果,チタンベースはアバットメントの耐欠損性を向上させた一方で,インプラント構成要素に多くの変形を引き起こした.また,インプラント体の直径が細いグループではワンピースジルコニアタイプは有意に変形が小さかった.アバットメント連結様式の選択だけでなく,アバットメントの機械的特性を考慮する必要があることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,インプラント間歯槽骨の維持に力学的に最適なアバットメント連結様式はコニカルコネクションタイプであり,審美性の観点からジルコニアアバットメントと組み合わせることが多い.ワンピースジルコニアタイプとチタンベース付きジルコニアタイプの2種類があり,その違いがインプラント構成要素に及ぼす力学的影響を評価するため模型実験を行った. その結果,アバットメントの設計や材質だけでなく直径の差異もインプラント構成要素に様々な力学的影響を及ぼすことが解明された.隣接する2本のインプラントを埋入する際の,インプラントやアバットメントのデザインの選択に重要な示唆を与えたことになると考えられる.
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