研究課題/領域番号 |
20K18563
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山本 耕平 長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (20756407)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歯髄再生 / 新規分離膜 / 歯髄幹細胞 / 歯髄由来幹細胞新規分離膜 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、歯髄除去後の歯髄を再生する、真に細胞生物学的な歯髄治療法(歯髄幹細胞による歯髄と象牙質の再生)の実用化へ向けて、より高機能・高品質なヒト歯髄幹細胞を簡便、安価、高効率に分取可能な方法の開発を目的とする。 今回、新規分離膜(ネッパジーン社製)による歯髄由来幹細胞膜分取法とヒト歯髄組織片のExplant Cultureを組み合わせ、歯髄組織由来膜分取幹細胞を分取・ 培養しフローサイトメトリー、RT‐PCR法といった分子生物学的手法にてMDPSCs(歯髄膜分取幹細胞)、DPSCs(歯髄未分取細胞)、Explant Cultureと比較検討する。
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研究成果の概要 |
今回、新規分離膜による歯髄由来幹細胞膜分取法と摘出したヒト歯髄組織片のExplant Cultureを組み合わせ、歯髄幹細胞を分取・培養し細胞表面マーカーにて高品質な幹細胞であることを確認後、増殖能、遊走能、多分化能、RT‐PCR法やWestern blot法といった分子生物学的手法によりMDPSCs(歯髄膜分取幹細胞)、DPSCs、Explant Cultureと比較検討した。tissue derived-MDPSCsはMDPSCsと比較して増殖能、遊走能、RT‐PCR、神経・血管誘導において有意差のない結果となりDPSCs、Explant Cultureと比較して良好な結果を得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、歯髄除去後の歯髄を再生する、真に細胞生物学的な歯髄治療法(歯髄幹細胞による歯髄と象牙質の再生)の実用化へ向けて歯髄由来幹細胞新規分離膜による歯髄組織由来膜分取幹細胞(tissue derived-MDPSCs)の分取法の確立を目的とする。 国立長寿医療研究センターにて2013年4月から、不可逆性歯髄炎に罹患し、健全な歯髄を有する不用歯を提供できる患者を対象に5症例の歯髄再生の臨床研究が実施された。その結果、安全性・有効性に問題ないことが確認された。今回の研究にて実用化に向け、より高機能・高品質なヒト歯髄幹細胞を簡便、安価、高効率に分取可能な方法が確立された。
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