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軟組織/硬組織親和性を有する新規ハイブリッドチタンメンブレンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K18573
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関広島大学

研究代表者

保田 啓介  広島大学, 病院(歯), 助教 (50781803)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードメンブレン / インプラント / GBR / 骨造成 / チタンメンブレン / コラーゲン
研究開始時の研究の概要

GBR法術後の粘膜弁裂開、メンブレン露出の頻度は高く、移植床全体への感染リスクが増大する。粘膜軟組織との不活性が原因とされるが、メンブレンと粘膜軟組織との親和性に着目した研究は未だ行われていない。本研究においては、チタンメンブレンの粘膜側表面にコラーゲンコーティングにより粘膜軟組織親和性を付与し粘膜上皮を誘導することで粘膜弁裂開を防止する一方、骨造成側表面は既存表面の骨伝導能を維持することにより、感染のリスクを低減し確実な骨造成が可能となるとの仮説を立て、粘膜上皮細胞応答および動物実験モデルによる生体応答の検討により「軟組織/硬組織親和性を有する新規ハイブリッドチタンメンブレンを開発」する。

研究実績の概要

当初の計画としては,メンブレンの粘膜組織と接する表面に軟組織親和性を付与することで、①粘膜上皮細胞を誘導し、早期の創部治癒 ②粘膜とメンブレンを接着共存させ、micromovementを防止 ③治癒期間中の粘膜弁裂開を防止 ④除去を容易化する粘膜上皮細胞誘導部位デザインの設定 を実現することを目的とし,計画を立案していた.チタンメンブレン表面に紫外線硬化性コラーゲンを吸着させ,骨組織および粘膜組織への親和性の高い新規材料を用いて実験を試みていたが,チタン表面への固定及び架橋作業がうまくはかどらなかった.
そこで本年度においては可視光線で効果可能なメタクリル化コラーゲンに材料を変更し,現在同様の実験を遂行中である.実験段階においては,チタン表面へのコラーゲン吸着作業において従来の材料を使用した場合より比較的良好な結果を得ている.延長した次年度は本コラーゲン材料を用いて細胞実験を行っていく予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

従来使用予定であったコラーゲン材料からの変更を余儀なくされたため,実験に遅れが生じている.一通りは従来材料で行っているため,同様の実験を新しいコラーゲン材料にて行う予定である.

今後の研究の推進方策

メタクリル化コラーゲン溶液を使用した研究を別で行っており,良好な結果を得ているため,同材料使用方法については習熟している.そのため次年度はスムーズに実験遂行が可能となると考える.

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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