研究課題/領域番号 |
20K18579
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
下村 直史 昭和大学, 歯学部, 助教 (00826109)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ナノインデンター / エナメル質 / マイクロCT / 乳歯 / 永久歯 / う蝕予防 / ナノインデンテーション / S-PRG / 歯質強化 |
研究開始時の研究の概要 |
S-PRGフィラーは含有するイオンにより歯質強化能(歯を強くする効果)を持つことが知られており、歯科材料に応用されている。しかしこの根拠となる実験では、研究室で擬似的に作成された初期虫歯が用いられているため、健全歯に対するS-PRGフィラーの歯質強化能は未知である。 そこで本研究では、ナノインデンターという最新の押し込み試験機を用いて、健全歯に対するS-PRGフィラーの物性向上機構をナノレベルで解析する。これにより、虫歯予防においてフッ化物の応用に比肩するエビデンスの構築を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、微小領域の精密な測定に適したナノインデンターを用い、S-PRGフィラー作用エナメル質の物性強化とその機構を解明することである。 また、本研究では新たな材料に対する予防効果に関わるエビデンスを構築することも目指しており、今後研究を行うフィールドになりうる施設を模索している。2023年度はケニアでの学校健診を行い、介入前の歯科疾患の実態を調査予定で、2022年度はその準備も行った。 2022年度は新たな試料を入手することはできなかった。本研究では、埋伏や顎骨のう胞原因歯の乳歯・永久歯を対象とする計画だが、試料の収集困難さが継続するようであれば脱落乳歯も対象とするべく検討する必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度は使用機器のトランスデューサーのアップデートがあり、機器の再構成が必要になった。実験で設定した試料も入手が困難で研究がやや滞っている。 次年度は研究にあたる時間をより確保し、最終年度での成果報告につなげていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
乳歯・永久歯試料の収集と物性測定を行う。本研究において試料は、未萌出の歯牙を対象としているが、想定していた以上に資料の収集が困難である。交換で脱落した乳歯や、矯正的適応により抜歯した永久歯を資料とすることも考慮していく必要がある。 研究推進に際しては、自己研鑽の時間を工面して研究時間に充てていく。 また、引き続き、フィールド調査が可能な施設を国内で模索しながら、ケニアでの調査(現状調査・介入調査)が可能か検討を行う。2023年度は実際にケニアの教育施設に赴く予定である。
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