研究課題/領域番号 |
20K18585
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
山口 大輔 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70795111)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | LIPUS / 低出力超音波パルス / 骨形成促進 / ドラッグリポジショニング |
研究開始時の研究の概要 |
口腔インプラント治療には一定の治癒期間が必要でありその期間を短縮する方法が多く考案されてきた。我々は低出力超音波パルス(1ow-Intensity Pulsed Ultrasound: 以下LIPUSと略す)を使用し埋入したインプラント周囲の骨の治癒が促進できる可能性を報告してきた。本研究では骨髄から骨芽細胞様細胞を分化させる際にLIPUSを照射し,LIPUS照射群とコントロール群の遺伝子発現の様相をcDNAマイクロアレイ法により網羅的に解析しLIPUS照射による骨形成促進のメカニズムを明らかにする。
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研究実績の概要 |
低出力超音波パルス(LIPUS)照射の初期に、ラット骨髄細胞由来の骨芽細胞で顕著に発現する遺伝子を明らかにすることを本研究の目的とした。方法:ラット (8 週齢、雄、Sprague-Dawleyラット)から骨髄細胞を入手し、骨形成培地に懸濁して細胞培養液を調製した。細胞培養1-4日目に1日15分、細胞培養プレートの 底か らLIPUSを照射した(LIPUS群)。LIPUSの照射条件は3MHz、40mW/cm2とした。コントロール群はLIPUS照射せず、LIPUS群と同様の培養を行った。培養14日目 に、石 灰化を評価するためにアリザリンレッドS染色を行った。培養4日目に、total RNAを抽出し、マイクロアレイスライドにハイブリダイゼーションし、得られたデータを解析した。結果:アリザリンレッドSで染色した細胞面積は、LIPUS群でコントロール群に比べ有意に大きくなっていた。LIPUS照射した群では、II型インターフェロンシグナルに関連する遺伝子、軟骨内骨化に関する遺伝子の発現が増加した。これらの結果を学術論文に投稿し受理されている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症による影響で研究に制限があり一時中断せざるを得なかったため。 在外研究で国内での研究を一時中断したため。
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今後の研究の推進方策 |
マイクロアレイから得られたデータからLIPUS照射初期における変動遺伝子を明らかにするとともにpathway解析を行う。
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