研究課題/領域番号 |
20K18587
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
笹山 智史 大阪歯科大学, 歯学部, 講師(非常勤) (50865821)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 老化細胞 / 細胞老化 / 老化 / DFAT細胞 / 幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
膨大な細胞を必要とする再生医療において、老化細胞の効果的な除去方法の確立は喫緊の課題である。本研究では①細胞老化前後の脱分化脂肪細胞(DFAT細胞)の特性評価や、②骨再生を増強させる効果的な老化細胞の減少・除去方法の探索を通し、幹細胞治療の礎となる基礎知見の収集を目指す。
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研究成果の概要 |
一般的に細胞は長期間培養されると複製老化がおこる。また、近年、老化した細胞は、炎症性物質等の細胞老化関連分泌形質(SASP)因子を分泌し、周囲組織に傷害を及ぼす事が明らかになっている。本研究では①細胞老化後の脱分化脂肪細胞(DFAT細胞)の特性評価や、②骨再生を増強させる効果的な老化細胞の除去法の探索を通し、幹細胞治療の礎となる基礎知見の収集を目指した。その結果、継代数を重ねたDFAT細胞において、細胞形態の扁平化や、核の肥大化、複数の老化マーカー・SASP因子の発現増強が確認できた。研究期間内に、②に到達は出来なかったが、複製老化DFAT細胞の特性に関して詳細な知見を取得した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
均質で膨大な量の細胞の確保は、今なお再生医療の発展における足かせとなっている。組織採取が容易な脂肪に起源を持つ脱分化脂肪細胞(DFAT細胞)は、骨髄由来間葉系幹細胞(BMSC)同様に増殖能に優れ、新たな細胞ソースとして期待されている。本研究では、細胞老化後のDFAT細胞の詳細な特性の解析に取り組んだ。その結果、細胞形態の扁平化や、核の肥大化、複数の老化マーカー・種々のSASP因子の発現増強が確認できた。
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