研究課題/領域番号 |
20K18613
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
西山 弘崇 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (10783277)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | デジタルワークフロー / 部分床義歯 / 3Dプリンター / デジタル / 床義歯 / CAD/CAM / 光学印象 / データベース |
研究開始時の研究の概要 |
有床義歯分野における新たな技術革新を生むためには,先立って少数歯欠損症例におけるフルデジタル・ワークフローによる部分床義歯製作法を確立する必要と考え,①口腔内スキャナーによる欠損部顎堤粘膜の光学印象,②3Dプリンターによる義歯床部のCAD/CAM製作,③Ce-TZP/Al2O3 ナノコンポジット(以下ナノジルコニア)を用いたフレームワークのCAD/CAM製作,④PEEK (polyetheretherketone)を用いたクラスプ部のCAD/CAM製作,⑤欠損前の顎間関係記録を参照した人工歯部のCAD/CAM製作,について取り組んでいく.
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研究実績の概要 |
昨年度は新型コロナウイルスの蔓延により当初の計画よりも進行が滞ったが,その中でも,3Dプリンターを義歯床用材料(PMMA)に使用し,全部床義歯に応用した症例を経験した.しかしながら人工歯と義歯床部分の接着部分の形態等まだまだ課題があると感じた.またこの症例においては,製作工程は簡略化されたが,従来法で製作した全部床義歯よりも義歯床適合面で劣っていたように感じた.部分床義歯のデジタル応用に関しても応用した症例を経験したが,クラスプ部分の造形に関して改善の余地があると感じた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルスが収束に向かっており,一昨年と比較して患者への応用が順調に進行している.
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今後の研究の推進方策 |
現在までの成果を2023年度の日本補綴歯科学会で発表予定である.症例数の獲得にやや遅れが生じているため,来年度入局する医局員にも協力してもらうこととする.症例の選択も窓口を広げすぎていた感もあるため,中間欠損や即時義歯症例に症例を限局していく予定である.
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