研究課題/領域番号 |
20K18628
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
八田 昂大 大阪大学, 大学院歯学研究科, 助教 (60845949)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 口腔機能 / 認知機能 / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,口腔因子と高次脳機能の関連について,様々な結果が報告されているが,多人数を対象とした長期縦断研究はない.そこで本研究においては,自立した生活を送っている高齢者を対象として9年間の縦断研究を行い,口腔因子と高次脳機能ならびにその機能領域別の影響について,明らかにすることを目的とした.本研究では,長期間に複数回の縦断データを用いて,口腔機能を含めた多数の口腔因子と高次脳機能さらには,記憶,言語,見当識,概念的思考,注意機能,視空間認知などの機能領域別の影響について遺伝素因も含めて明らかする.
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研究成果の概要 |
本研究では、自立した生活を送っている高齢者を対象として、口腔因子と高次脳機能ならびにその機能領域別の影響について、明らかにすることを目的とした。 咬合力は、実行、記憶、注意に、 咀嚼機能は、記憶に、舌圧は、注意、言語に、RSSTは、実行、注意に、舌口唇運動機能は、すべての認知機能領域に有意な関連を認めた。本研究の結果より、口腔機能によって、関連する認知機能領域が異なる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、口腔機能によって、関わる高次脳機能が異なることが示唆された。この結果は、口腔因子がどの認知症に関連するかを知る手掛かりになり、医療関係者のみならず、日本国民へと広く影響を及ぼすことができると考えられる。
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