研究課題/領域番号 |
20K18656
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
島田 栄理遣 東北大学, 歯学研究科, 助教 (00822115)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 脳磁図計 / 口腔感覚 / 脳磁図形 / 口腔感覚特性 / 電気刺激 / 体性感覚 / 口唇裂・口蓋裂 |
研究開始時の研究の概要 |
口唇裂・口蓋裂は、胎生期に組織欠損や癒合不全により上唇や口蓋に裂を生じる先天疾患である。口腔外科医、形成外科医、矯正歯科医らの連携により、形態的に大きく改善するが、口腔機能と深く関連する口腔感覚がどの程度回復しているかについては未だ不明な点が多い。 本研究では口唇口蓋裂患者の口腔感覚を、脳磁図計(Magnetoencephalography : MEG)にて測定することで、定量的かつ客観的に評価することにより口唇口蓋裂患者の口腔感覚の特性を解明し、口腔感覚と言語機能との相関性について明らかにすることを目的とする。本研究成果により、口唇口蓋裂患者に対する新たな手術法や言語訓練法の開発が期待できる。
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研究成果の概要 |
口唇形成術や口蓋形成術を受けた口唇口蓋裂患者の口腔感覚がどの程度回復しているかについて不明な点が多い。本研究では、口唇口蓋裂患者の口腔感覚特性を脳磁図計を用いて体性感覚誘導磁界(SEFs)を測定することにより、定量的・客観的に評価することを目的とした。研究の結果、上口唇や口蓋に電気刺激を付与した際のSEFsの頂点潜時は、健常者群と比較して、口唇口蓋裂患者群で有意に延長した。口唇形成術や口蓋形成術が口唇口蓋裂患者の感覚伝達経路に影響を与えた可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔感覚は咀嚼や言語などの口腔機能と相関があるとされ、口腔感覚の改善が口腔機能の改善に繋がると考えられる。本研究では、脳磁図形を用いて口唇口蓋裂患者の口腔感覚伝達メカニズムの一端を明らかにした。この成果により、口唇口蓋裂患者の口腔形態のみならず、口腔感覚も考慮した新たな治療法の開発に繋がる可能性がある。
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