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REM 睡眠行動障害に影響を与える呼吸イベントの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K18706
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

池森 宇泰  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (10755234)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードObstructive sleep apnea / REM 睡眠行動障害 / Oral appliance / 歯科口腔外科 / 歯科 / 閉塞性睡眠時無呼吸 / oral appliance / RBD / 歯科矯正学 / 睡眠医療 / 睡眠行動障害
研究開始時の研究の概要

臨床の現場にて,RBDと閉塞性睡眠時無呼吸症との間には多くの共通点が報告されており,この二つが合併している者を数多く見ることが出来る.現在,OSAの治療では口腔内装置(Oral Appliance:OA)が重要な役割を担っている.しかし,OSAと合併したRBDに対しOA治療を実施し,その治療効果をPSGにて評価検討した報告はない.そのため,本研究にてOA治療のOSA以外の睡眠障害への有効性が確認できれば,RBDの治療に新たな展開を創造し,増加傾向にある医療費の大幅な削減にも寄与することが可能となることが強く期待できる.

研究実績の概要

「パーキンソン病」や「レビー小体型認知症」等の神経変性疾患の早期症状として近年神経内科領域でも注目されるREM 睡眠行動障害(rapid eye movement (REM) sleep behavior disorder:RBD)は,REM 睡眠中に起こる睡眠時随伴症群の一つである.
今日までRBDと併発した,閉塞性睡眠時無呼吸症(Obstructive sleep apnea:OSA)を治療することによりRBD症状が改善したとの報告がある.
しかし,これらはRBDに併発した重度OSAをCPAP療法によって改善した報告であり,中程度以下のOSAは軽視される傾向にある.
そのため申請者らは先行研究の中で口腔内装置(Oral appliance:OA)を用いたOSA治療によりRBDの改善を示唆する知見を得たが,過去にそのような研究はなされておらずそのメカニズムは不明である.
本研究の目的は,①OSAに合併したRBDに対しOA治療が及ぼす影響を解明する②OAでの治療を介し,RBDの病態を解明することで,RBDに併発するOSAをOAにて治療することでRBDに影響する呼吸イベントを解明しRBDの病態を解明することである.本研究は医科歯科連携のあらたなモデルケースとなり,世界的に注目されている睡眠疾患の治療に新たな展開となることが期待される.当初予定していたデータベースに登録された症例に加え,新たに得られて睡眠データをもとに,データの統計解析を実施.医科・歯科合同のカンファランスにて検討.一定の有意差を持ってOA効果を確認することができた.これらで得られた知見の一部を,日本睡眠学会,日本矯正歯科学会,顎変形症学会などの関連学会にて発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

OA効果判定を行うなど、定期検査での入院検査が困難となるなど、一部データ収集の遅れを認めた。

今後の研究の推進方策

症例、及びデータ収集を進めるとともに、現状得られたデータをもとに症例報告、論文作成を進めていく予定である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] レム睡眠行動障害に影響を与える呼吸イベント2022

    • 著者名/発表者名
      池森宇泰
    • 雑誌名

      Medical Science Digest

      巻: 48 ページ: 41-43

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置による症状悪化要因の検討2022

    • 著者名/発表者名
      鈴木貴大、池森宇泰、鹿間優子、中村知寿、水谷友美、 高島裕之、廣瀬満理奈、菱田純代、渋谷恭之
    • 学会等名
      第76回NPO法人日本口腔科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] TADsを応用した治療展開ーロジカルな診断に基づいてー2021

    • 著者名/発表者名
      池森宇泰
    • 学会等名
      第38回Bioprogressive Study Club 学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] OSA患者のスクリーニングー歯科の役割ー2021

    • 著者名/発表者名
      池森宇泰
    • 学会等名
      日本睡眠学会第46回定期学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 一朝一夕で完成しない医歯連携によるOSA治療ー歯科医師の立場からー2021

    • 著者名/発表者名
      池森宇泰
    • 学会等名
      第34回睡眠呼吸障害研究会耳鼻咽喉科部会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] OSA患者のスクリーニングー歯科の役割ー2021

    • 著者名/発表者名
      池森宇泰
    • 学会等名
      日本睡眠学会第46回学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 機能と審美を考えるー医科歯科連携ー (仮)2021

    • 著者名/発表者名
      池森宇泰
    • 学会等名
      第38回BSC学術大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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