研究課題/領域番号 |
20K18708
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
松村 真由美 大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤医師 (60711273)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 閉塞性睡眠時無呼吸 / 口腔内装置 / 口腔機能 / AHI / 最大咬合力 / 口唇閉鎖力 / 舌圧 / 睡眠時無呼吸症候群 / 下顎骨 / 顔貌 / 相同モデル / 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 |
研究開始時の研究の概要 |
Dynamic MRIを利用して得られるMRI多組織再構築三次元モデルを作成する。このモデルは軟口蓋と咽頭の筋肉を正確に描出したモデルとして作成し、相同モデルとしたうえで、Free Form Deformation(FFD)法を応用して、筋肉と気道形態の関連性を三次元的に経時的に解析できるようにする。Dynamic MRIは時間分解能の高い情報を得ることが可能であるため、本研究では薬物投与睡眠下での経時的な分析により、睡眠中の気道の狭窄状況とその原因を併せて経時的に解析を行い、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)発症機序を解明し、口腔内装置(OA)の選択基準に関するエビデンスの創出を目指す。
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研究成果の概要 |
これまでに、睡眠時の呼吸障害と口腔機能に関して検討をおこなった報告はない。そこで、本課題では61名(男性41名、女性20名、平均年齢55.5±12.7歳、平均BMI24.4±4.0 kg/m2)のOSA患者の睡眠時の呼吸障害指数と口腔機能の関連について調査を行った。睡眠時の呼吸障害指数は、携帯用睡眠時無呼吸検査装置を用いて評価し、口腔機能は最大咬合力、舌圧、口唇閉鎖力について評価した。 その結果、全体および非肥満群において口唇閉鎖力と睡眠時の呼吸障害指数との間に負の相関を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉塞性睡眠時無呼吸に罹患する患者は非常に多いが、様々な要因が関与して発症するため、未だ病態など不明な点が多い。本課題で口唇閉鎖力と睡眠時の呼吸障害との関連が明らかになったことから、今後は閉塞性睡眠時無呼吸の新たな治療方法の開発や治療方法の選択基準の確立につながると考えられる。
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