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口腔がん再発を導くM2マクロファージ液性因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 20K18733
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

大久保 牧子  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (10780611)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード口腔癌 / M2マクロファージ / オルガノイド / がん再発
研究開始時の研究の概要

口腔癌治療において治療後の再発は予後を著しく悪化させることから、その克服は喫緊の課題である.申請者らはこれまで放射線照射後に腫瘍内へ誘導された骨髄CD11b陽性ミエロイド細胞がM2マクロファージ(M2Mφs)へ分化し,再発に貢献することを見出し報告した.M2Mφsは様々な腫瘍促進性を有することが示唆される事から治療の標的として注目されているが,再発を導くM2Mφsが複雑ながん微小環境変化においてどのような役割を果たすのか不明な点が多い.そこで本研究では,生体におけるがんの微小環境を再現するオルガノイド培養を用い,口腔癌再発に関わるM2Mφsの液性因子の役割と治療標的の同定を目的とする.

研究成果の概要

口腔癌治療において再発を制御することは予後改善のため非常に重要であると考えられている。申請者はこれまで放射線照射後に腫瘍内へ誘導される CD11b陽性骨髄細胞がM2タイプのマクロファージ(M2Mφs)へ分化し、再発に貢献することを見出した。本研究では がんオルガノイド培養の確立を試み、口腔癌再発に関わるM2Mφsの役割の解明を目的として行われた。口腔癌細胞株を用いてオルガノイドの作製を確立し様々な方法で検討した結果、癌細胞単独や共培養2次元培養と比較しオルガノ イドで高い薬剤耐性を認めた。またM2Mφsより分泌された因子がパラクラインに作用することにより血管新生が促進されることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

まだ最終的な成果は得られていないが、本研究成果から口腔がん治療における最も重要な問題の一つである治療後に生じる再発におけるM2マクロファージの役割の一端が明らかとなった。今後これに対する治療標的や診断方法が確立されることにより新たな治療法の開発や診断ツールの開発への貢献が期待され、学術的意義のみならず、社会的な意義においても重要となりうる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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