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新規開発した延髄スライス標本を用いた中枢神経系における嚥下活動の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K18746
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

近藤 敬秀  大阪大学, 大学院歯学研究科, 招へい教員 (90870444)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード嚥下活動 / セントラルパターンジェネレーター / 呼吸活動 / 電気生理学 / 嚥下 / 呼吸
研究開始時の研究の概要

中枢神経機構における嚥下活動のパターン形成を司るセントラルパターンジェネレーター(嚥下CPG)については、世界的にほとんど研究が進んでいないため、その神経ネットワークを興奮性もしくは抑制性に制御している機構について解明することを本研究の目的とする。嚥下活動は、様々な神経・筋組織が作動することで初めて達成される複雑な協調運動であるため、嚥下活動の不調和によってもたらされる障害は重度となることがほとんどである。こうした障害に対する中枢神経レベルでの予防法・治療法の開発が可能となると考えられる。

研究成果の概要

厚さ800μmのラット延髄スライス標本を用いて、中枢神経系での嚥下活動形成中枢の解析を行うことが可能であることを示した。また、この延髄スライス標本を用いて、嚥下活動のパターン形成におけるnon-NMDA受容体およびNMDA受容体の役割について検討するため薬剤投与実験を行い、NMDA受容体が嚥下活動形成のために主要な働きを持つことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

嚥下活動を発現しうる延髄スライス標本の作成に成功した。この標本の作成に成功したのは本研究が世界で初であり、今後この実験方法を用いたさまざまな中枢神経系のネットワーク解析が進むことが期待できる。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Swallowing-like activity elicited in neonatal rat medullary slice preparation.2024

    • 著者名/発表者名
      Kondo T, Yamanishi T, Nishio T, Yokota Y, Seikai T, Enomoto A, Harada T, Tsuji T, Tanaka S.
    • 雑誌名

      Brain Research

      巻: 26 ページ: 148955-148955

    • DOI

      10.1016/j.brainres.2024.148955

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 新生仔ラット延髄スライス標本を用いた嚥下活動に対するセロトニンの中枢作用の検討2021

    • 著者名/発表者名
      西尾崇弘、山西整、近藤敬秀、外川健史、青海哲也、横田祐介、原田丈司、古郷幹彦
    • 学会等名
      第75回NPO法人日本口腔科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 不確縫線核が嚥下活動と呼吸活動に与える影響2021

    • 著者名/発表者名
      小林夏子、西尾崇弘、近藤敬秀、山西整、 外川健史、横田祐介、 田中晋
    • 学会等名
      第66回公益社団法人日本口腔外科学会総会・学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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