研究課題/領域番号 |
20K18798
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
豊田 有希 北海道大学, 大学病院, 特任助教 (00825507)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 口腔細菌叢 / 腸内細菌叢 / 自閉スペクトラム症 / メタゲノム解析 / ASD / dysbiosis / メタ16s解析 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、腸内細菌叢の乱れが脳に影響を与えることが明らかになり、自閉スペクトラム症(ASD)との関連が指摘されている。日々、唾液を飲み込むことで持続的に嚥下される口腔細菌は、直接的に、あるいは腸内細菌への影響を介して間接的に、ASDに関与している可能性がある。しかし、その関連については未だ明らかにされていない。本研究はASD患者の唾液と糞便から口腔と腸内の細菌叢を解析し、その組成バランスに特異性があるかを明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
近年、腸内細菌叢の乱れが脳に影響を与えることが明らかになり、自閉スペクトラム症(ASD)との関連が指摘されている。日々、唾液を飲み込むことで持続的に嚥下される口腔細菌は、直接的に、あるいは腸内細菌への影響を介して間接的に、ASDに関与している可能性がある。 本研究は、ASD患者の唾液と糞便から口腔と腸内の細菌叢を解析し、その組成バランスに特異性があるかを明らかにすることを目的として実施した。その結果、ASD患者の口腔と腸内の細菌叢は、定型発達の患者の組成とは異なっていることが認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、ASD患者の口腔と腸内の細菌叢は、定型発達の患者の細菌叢とは類似していなく、定性的な評価、定量的な評価においても有意差が認められた。さらに、ASD患者群と定型発達群を区別し得る細菌種の候補を複数見出した。 本研究の結果がASDの病態に関係しているかどうかはさらなる研究が必要だが、今回の結果は、ASD患者の診断や治療アプローチに新しい視点を与える可能性がある。ASDの病因解明に貢献できるだけでなく、唾液や糞便の検査という低侵襲な方法がASDの早期診断やバイオマーカーとして活用できるかも知れない。
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