研究課題/領域番号 |
20K18808
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
影山 伸哉 九州大学, 歯学研究院, 助教 (90822495)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口腔マイクロバイオーム / 腸管マイクロバイオーム |
研究開始時の研究の概要 |
様々な疾患患者の腸管常在細菌叢(マイクロバイオーム、MB)において一部の口腔細菌が高比率に検出されており、口腔細菌の腸管への異所性定着が腸管MBのバランス異常を引き起こし疾患発症に関わっていると考えられるようになってきた。本研究では、次世代シークエンサーを用いたMB解析によって、口腔細菌の腸管への異所性定着リスクを高める口腔MBの特徴を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、唾液中の細菌構成を調べ、特定の細菌構成バランスの口腔には、腸管に移行する可能性の高い細菌が多く存在することが明らかとなった。この結果は、口腔細菌のバランスを整えることで口腔細菌の腸管への移行を制御できる可能性を示唆している。今後、このバランスを変化させる方法について解析を進めていきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔細菌の腸管への流入が、腸内細菌のバランス異常に関わると考えられるようになってきた。本研究では、唾液中の細菌構成を調べ、特定の細菌構成バランスの口腔には、腸管に移行する可能性の高い細菌が多く存在することを明らかにした。本研究から得られる結果は、将来的に口腔細菌のバランスをコントロールすることで腸内細菌のバランス異常を制御し疾患を予防する、新たな治療法につながる可能性を有している。
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