研究課題/領域番号 |
20K18824
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 朝日大学 (2022) 東京医科歯科大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
田邊 元 朝日大学, 歯学部, 助教 (00844341)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | スポーツ医歯学 / スポーツ科学 / 口腔粘膜湿潤度 / 脱水 / 熱中症 / 唾液バイオマーカー / コンディション評価 / 歯周炎 / コンディション / 歯周病 / スポーツ歯科 / 抗菌ペプチド / 水泳 / 口腔内粘膜湿潤度 / 乳酸脱水素酵素(LDH) / コンディショニング / 口内炎症 / 口腔乾燥度 / 口内表面温度 |
研究開始時の研究の概要 |
いま,スポーツ現場では多角的な指標でかつ迅速・簡便な評価システムの開発が求められています.これまで口腔内の様々な指標についてはコンディション評価の研究対象として検討されてきませんでした.口腔は消化器官,呼吸器官の初部であり,体腔において直接見る・触る・測ることができる器官であり,比較的容易にコンディションの変動を感知・予測できる特性があります.そこで申請者は運動による既存の全身のコンディション指標と口腔の指標の変動についての定量的・時間的関係を探り,アクセス容易な口腔から得られるデータ情報から全身内部の状態変化を予測しようとする試みを行います.
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研究成果の概要 |
スポーツの現場では、迅速簡便なコンディション評価法の開発が求められている。口腔領域は比較的生体情報の採取の障壁が低く、コンディション評価法の対象として適っている。そこで運動前後での口腔領域のさまざまな指標の変化・変動について実測調査をしたところ、特に、口腔粘膜湿潤度、唾液中乳酸脱水素酵素量、舌背表面の血流量、唾液検体さらにはプラーク検体中のバイオマーカー(S-IgAおよび抗菌ペプチド)は、身体のコンディションを捉えることができる指標としてリストアップされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔領域は比較的生体情報の採取の障壁が低く、身体能力やコンディションを簡便に評価できるポテンシャルをもつ。本研究はスポーツの現場を対象として行われたが、得られた知見はスポーツ現場のみならず、さまざまな世代の一般レベルの健康情報としての活用を見込めるものであった。特に、口腔粘膜湿潤度の測定による全身身体の脱水状態の予測システムは、スポーツ現場との親和性も相まって、現場実装も期待できるものであると考えている。
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