研究課題/領域番号 |
20K18828
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加藤 寛子 大阪大学, 大学院薬学研究科, 特任准教授(常勤) (70749994)
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研究期間 (年度) |
2020-02-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 温度感受性 / 上皮細胞 / 口腔粘膜上皮 / TRPチャネル / 口腔粘膜 |
研究開始時の研究の概要 |
温度刺激下で口腔粘膜上皮細胞を二次元培養し、ターゲットとなる温度レギュレーター分子のTRPチャネルを同定したのち、三次元培養口腔粘膜に生体を模した温度グラデーションを付与した培養を用いて解析をすすめることで、口腔粘膜のバリア機能を賦活化する条件を同定する。最終目標として口腔粘膜のバリア破綻が一因である歯性感染症に起因する全身疾患の予防や治療に応用可能な技術の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
温度で発現や活性が変化するタンパクと免疫応答や皮膚のバリア機能の調節への関与が報告されているが、上皮における温度と免疫、バリア機能の関係については不明な点が多い。最終目標を口腔粘膜における温度応答を解明することとし、上皮細胞における温度と免疫制御、バリア機能の関連を明らかにすることを目的に温度刺激下で三次元培養モデルに生体を模した温度グラデーションを付与した培養を用いて解析を行ったところ、細胞増殖や分化に関わる遺伝子や炎症、免疫関連遺伝子、エネルギー代謝に関わる遺伝子の発現変化がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
温度刺激そのものが免疫機能の調節やバリア機能亢進に有用であった場合は簡易な治療、予防法の開発に研究成果を応用可能である。また既存の薬剤とは全く異なるメカニズムによる抗炎症製品などの開発や、副作用が少ない薬剤やヘルスケア用品の開発も期待できる。温度のグラデーションや薬剤により厚い上皮が形成された場合は、移植後の組織再建や創傷治癒の観点からも有用であるため、再生医療の技術革新にも貢献することが可能である。
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