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メタゲノム解析を用いた口腔内細菌叢と内頚動脈狭窄症との関連性の追求

研究課題

研究課題/領域番号 20K18834
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

宮久保 あや子  昭和大学, 歯学部, 研究生 (50643706)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードメタゲノム解析 / 口腔内細菌 / 内頸動脈狭窄症 / 多菌感染症 / 異所性感染 / 口腔内細菌叢 / 内頚動脈狭窄症
研究開始時の研究の概要

近年、心血管疾患の病変部より口腔内常在菌が検出されたという報告を多数認める。細菌の存在は分かってきているが、実際の疾患に対する発症への関与やメカニズム、また検出された細菌が実際に活動をしていた生菌であったかについては不明な点が多い。
本研究は、内頚動脈狭窄症と口腔内常在菌の関係を解明することを目的としている。そのために、進歩が著しい次世代シーケンサーを用いて、内頚動脈内膜に付着したアテローム性プラークと同一患者のデンタルプラークのメタゲノム解析を行い、特異的口腔細菌に対応する周術期口腔機能管理のプロトコールを確立し、医科・歯科連携のチーム医療の推進を目的とする。

研究実績の概要

心血管疾患の病変部より口腔内常在菌が検出されたという報告を多数認める。口腔内常在菌が病変部に存在しているということは分かってきているが、実際の疾患に対する原因になっているのか、また検出された細菌が生菌であり活動していたのかなど不明な点が多い。
本研究は、内頸動脈狭窄症の病変部より得られた検体と口腔内プラークをメタゲノム解析し、網羅的に細菌の同定を行うこと。また、細菌のハウスキーピング遺伝子対応プライマーを用いてPCRを行い、発現量を解析することで検出細菌が生菌であったか検証する研究である。
本研究で検出した検体54例の次世代シークエンスの結果の分析を行った。内頸動脈狭窄症の病変部より口腔常在菌を多数認めた。上記内容を基に、研究論文を作成した。
しかし、検体の保存期間の問題で環境設定が困難でありハウスキーピング遺伝子の発現量を用いて生菌かの検証は困難であった。そのため、同様な研究論文や学会で研究内容をまとめ、現在の口腔内常在菌と心血管疾患との関係をまとめた論文を作成している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

細菌のハウスキーピング遺伝子対応プライマーを用いてPCRを行い、発現量を解析することで検出細菌が生菌であったか検証する研究であったが、検体の保存期間の問題で環境設定が困難でありハウスキーピング遺伝子の発現量を用いて生菌かの検証は困難であった。
そのため、同様な研究論文や学会で研究内容をまとめ、現在の口腔内常在菌と心血管疾患との関係をまとめた論文を作成している。

今後の研究の推進方策

細菌のハウスキーピング遺伝子対応プライマーを用いてPCRを行い、発現量を解析することで検出細菌が生菌であったか検証する研究であったが、検体の保存期間の問題で環境設定が困難でありハウスキーピング遺伝子の発現量を用いて生菌かの検証は困難であった。
そのため、同様な研究論文や学会で研究内容をまとめ、現在の口腔内常在菌と心血管疾患との関係をまとめた論文を作成している。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2022 2021

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Metagenomic Analysis of Bacterial Microflora in Dental and Atherosclerotic Plaques of Patients With Internal Carotid Artery Stenosis2024

    • 著者名/発表者名
      Sato Ayako、Arai Shintaro、Sumi Kenji、Fukamachi Haruka、Miyake Satoko、Ozawa Manami、Myers Mie、Maruoka Yasubumi、Shimizu Katsuyoshi、Mizutani Tohru、Kuwata Hirotaka
    • 雑誌名

      Clinical Medicine Insights: Cardiology

      巻: 18 ページ: 1-9

    • DOI

      10.1177/11795468231225852

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Predicting the course of hematopoietic neoplasm through oral bacterial examination2022

    • 著者名/発表者名
      Kyoko Shirakura, Akemi Utsumi, Norimichi Hattori, Tsuyoshi Nakamaki, Ayako Sato, Asako Yamaguchi, Yumi Shibata, Kaori Ono, Luna Osakabe, Mie Myers, Shouji Hironaka, Yasubumi Maruoka
    • 雑誌名

      The Showa University Journal of Medical Sciences

      巻: 34(2) ページ: 54-63

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] アテローム性動脈硬化病変部の細菌叢と口腔細菌叢のメタゲノム解析2021

    • 著者名/発表者名
      三宅理子
    • 雑誌名

      日本口腔科学会雑誌

      巻: 70 ページ: 254-261

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 内頸動脈狭窄症における細菌叢と口腔細菌叢のメタゲノム解析2022

    • 著者名/発表者名
      佐藤あや子
    • 学会等名
      日本有病者歯科医療学会学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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