研究課題/領域番号 |
20K18839
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
大関 智史 旭川医科大学, 医学部, 講師 (40831582)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教員評価 / 医学教育 / 高等教育 / 質保証 / 比較研究 / 学修成果基盤型教育 / 教員評価制度 / 医学部 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、医師不足、医療の国際化、患者のニーズ多様化などの問題があり、充実した医学教育が求められている。医学教育を直接担う教員の質を保証することは非常に重要であるが、医学部での多様化した教員の教育研究活動に対応した教員評価制度は確立されていない。そこで本研究では、医師養成を目的とした医学部での教員評価制度を調査し、効果的な評価制度の基盤作りに貢献する研究を実施する。文献調査、事例研究やアンケート調査を通じて、医学部での現状を把握し課題を明らかにする。国際認証が重要になっている中で、海外の医学部での教員評価制度も調査し、日本の医学教育の発展に寄与できる医学部での教員評価制度のモデルの提言を目ざす。
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研究実績の概要 |
研究計画3年目である令和4年度は、昨年度の研究内容を発展させるための調査を実施した。高等教育の質保証の枠踏みにおける教員評価制度の調査をさらに進め、日米の教員評価制度の相違に関する研究を深めた。さらに、教員評価とFDの関連性に関する研究を進め、教員評価に係るFDを題材にした論文が国際誌にて掲載予定である。
(1)昨年度に実施した米国大学での教員評価制度に関する調査をさらに深化させるため、米国実地調査の経験のある国内研究者を訪問した。米国における教員評価制度の機能や目的に関する理解を深めるとともに、来年度に実施予定の米国訪問調査に役立つ情報を収集することができた。具体的には、米国の大学におけるテニュア審査やその基準、さらに教員評価における教育力の評価に関する米国の近年の動向に関する情報を収集することができた。調査結果を基に、来年度の米国訪問調査の研究内容を精査することができた。
(2)令和2年度にプロシーディングとして発表した日本の大学におけるFDに関する研究をさらに進め、その研究成果を論文としてまとめた。Ozeki et al. (印刷中)「Examining the Key Components of Faculty Development to Advance Japanese Higher Education: A Qualitative Study」International Journal of Institutional Research and Management. 本論文では、高等教育におけるFDの今後の在るべき形に関して、日本の大学から収集したデータの質的データに焦点を当て分析し、その結果をまとめた。本論文では、教員の能力を開発するためのFDにおける重要テーマを特定し、教員能力開発の動機につながる包括的な教員評価の必要性について論じた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画3年目である令和4年度は、これまでの研究成果として、国際誌に論文が掲載予定となった。さらに、米国における教員評価制度に関する日本国内における訪問調査も実施することができた。しかし、新型コロナウィルス蔓延の状況を考慮し、米国における訪問調査を実施することができなかった。本研究は、国際認証が重要になっている中で、海外における教員評価制度も調査することを目的としていたので、現在までの進捗状況については、「やや遅れている」とした。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス蔓延の状況を考慮し、これまで海外への訪問調査が実現できていなかったので、本研究を1年延長することとした。今年度は、米国訪問調査の準備となる基礎的研究の発展および米国における教員評価制度に関して、国内研究者への訪問調査を実施することができた。今年度に、来年度の米国訪問調査の内容精査および準備を進めることができたので、来年度は実際に米国の大学を訪問し、調査を実施することで当初の研究計画を遂行する予定である。
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