• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

患者レジストリにおける統計学的データエラー管理手法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K18848
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

木下 文恵  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (40775855)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードレジストリ / データマネジメント / 生物統計 / データエラー
研究開始時の研究の概要

疾患レジストリは臨床研究の情報源として注目されているが、しばしばデータの品質管理に困難が生じる。本研究ではレジストリのデータエラーに焦点をあて、データマネジメント及び生物統計双方の観点より、統計学的なデータ管理手法の整備を行う。その結果、レジストリ研究に関わる研究者が、一定の品質を保った解析結果を得られるようになり、より高精度な疾患の経過把握や治療法の評価を行えることが期待される。

研究実績の概要

本研究は、データエラーの観点から、より効率的なレジストリのデータ管理手順を構築することを目的としている。データエラーが統計解析結果に及ぼす影響を検討するとともに、レジストリ研究に用いられているデータ管理、解析等について、データマネジメントおよび統計解析双方の観点から最適な手法を検討する。
本年度は以下のような検討を実施した。
1.実際の大規模コホート研究のデータについて、これまでに本研究で検討したデータ管理手法を用いてデータ取り扱いについて検討し、農業従事者に関する研究に必要なデータの整理を行った。その結果、811例のデータを用いて、農業従事者とそれ以外の職業従事者におけるライフスタイルに関する40項目以上を比較できた。農業従事者では週当たりの勤務日数・勤務時間が長く、一方で良好な睡眠習慣を保持しているといった解析結果をまとめることができた。本内容について、論文として発表した。
2.上記や他のレジストリ研究におけるデータ整理、解析における経験を基に、コホート研究やレジストリ研究におけるデータベースの設計、データクリーニングの計画に活かせる点を整理した。例えばデータ取得方法が途中で変わった場合の対応、時刻の収集方法などデータベース設計時に想定すべき事項や、考慮することが望ましい点を洗い出しまとめた。さらに、解析時における外れ値やエラー値の考慮や、計算項目の算出方法の確認など、考慮が必要と考えられる事項を整理した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

5月より産休育休を取得したため研究を中断した。次年度に引き続き成果をまとめていく予定である。

今後の研究の推進方策

これまでに実施したデータ管理における経験、調査等の結果を整理し、まとめて報告を行う。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Lifestyle parameters of Japanese agricultural and non-agricultural workers aged 60 years or older and less than 60 years: A cross-sectional observational study2023

    • 著者名/発表者名
      Kinoshita Fumie、Yoshida Kei、Fujitani Masaya、Imai Yuta、Kobayashi Yumiko、Ito Tomoya、Okumura Yuto、Sato Hiroyuki、Mikami Tatsuya、Jung Songee、Hirakawa Akihiro、Nakatochi Masahiro
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 18 号: 10 ページ: e0290662-e0290662

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0290662

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 登録割付システムの運用管理と効率的な臨床試験支援の取り組み2022

    • 著者名/発表者名
      木下 文恵, 中村 真由美, 小林 由美子, 西田 一貴
    • 学会等名
      ARO協議会第9回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] アウトカムにおけるデータエラーのデータクリーニング方法の検討2022

    • 著者名/発表者名
      木下 文恵,小林 由美子,中杤 昌弘.
    • 学会等名
      日本臨床試験学会13回学術集会総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi