研究課題/領域番号 |
20K18859
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 東都大学 |
研究代表者 |
平野 康之 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 教授 (90583211)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | シミュレーション教育 / 訪問リハビリテーション / 全身状態管理 / 病状変化の気づき / 緊急対応 / フィジカルアセスメント / 卒後教育 / 理学療法 |
研究開始時の研究の概要 |
本邦における訪問リハの受給者数は年々増加し、内科系疾患を複数併発している症例が増加している。内科系疾患を有する症例は、症状の増悪や急変、再発などを来すことが多く、生命に関わることも少なくない。よって、訪問リハ従事者は全身状態の把握や急変予測、対応などに関する知識・技術の習得が不可欠である。しかし、これらに精通した者は少なく、これらの能力の向上を図る有効な教育・研修システムもまだ構築されていない。本研究では『訪問リハ従事者が病状変化や急変などの対応能力向上のためのSM教育プログラムを構築すること』を主な成果とする。
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研究成果の概要 |
リハ従事者が利用者の病状変化や急変の兆候などに気づき、適切な対応ができるようになるためのシミュレーション教育プログラムの有効性を検証した。公募したリハ従事者を座学のみ(SM-:8名)と座学+シミュレーション(SM+:8名)の2群に無作為に割り振り、それぞれに研修を実施し、その研修効果を検証した。その結果、短期効果として、筆記テスト、自己効力感の得点が2群ともに向上した。また、SM+群がSM-群に比し、聴診や触診による異常所見などのイメージが有意に向上した。長期効果として、研修後6ヵ月においてSM+群がSM-群に比し、心音聴取の知識が有意に向上したが、研修後1年では2群に有意差を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、シミュレーターを活用した研修はリハ従事者の医学的側面の質向上に寄与できる可能性が示唆された。これは、受給者の再入院予防や住み慣れた環境での生活の維持などに繋がり、ひいては社会保障費の抑制に貢献できる可能性がある。また、より臨床現場に近い実践的な教育を進めるためのシミュレーター開発にも着手でき、場所を限定せずに質の高い教育環境の整備につながる可能性がある。 以上より、本研究はリハ従事者の医学的側面の質向上に寄与する学術的意義を有し、社会保障費の抑制に向けた課題解決の一助となる可能性があることから社会的意義を有する研究であると考える。
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