研究課題/領域番号 |
20K18864
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
中山 綾子 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (50831666)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 看護師 / 交代制勤務 / 健康管理 / 職業継続 / 健康管理行動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,交代制勤務を継続する看護師の健康管理行動を解明し,看護師の健康管理行動実践を支援するための教育ツールを開発することである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、交代制勤務を継続する看護師の健康管理方法の全容を解明し、この結果に基づき個々の看護師による健康管理を支援するための教育ツールを開発することである。 この目的の達成に向け、次の3段階からなる研究を行っている。1)5年以上交代制勤務を継続する看護師がどのような方法により日常的に心身の健康を管理しているのかを質的帰納的に明らかにする。2)先述1)の健康管理方法にはどのような特徴があるのかを考察する。3)交代制勤務に従事する看護師の健康管理支援に向け、看護継続教育に活用可能なツールを開発する。 令和5年度までに、交代制勤務を継続する看護師による心身の健康管理対策の全容解明に向け、質問紙調査を実施し、自由回答式質問への有効回答について、質的帰納的方法による分析を行った。その結果、交代制勤務に従事し、職業を継続する看護師が講じる自らの健康管理対策39種類が明らかになった。それらは、<各種勤務帯に応じた睡眠様式の順守を伴う睡眠と休息の十分な確保><積極的な趣味活動><自らに適した頻度,強度による運動,スポーツ>等であった。ここまでの成果について、第43回日本看護科学学会学術集会において発表した。 実際に交代制勤務を継続している看護師の日常的な健康管理方法は、すなわち看護師であれば誰でも実践し得る方法であり、この成果を基盤として、看護継続教育への活用を検討している。また、今後、論文として公表するとともに、健康管理対策と看護師の持つ特性との関連等について、探索を継続する予定である。
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