研究課題/領域番号 |
20K18878
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
西尾 彰泰 岐阜大学, 保健管理センター, 非常勤講師 (90402172)
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研究期間 (年度) |
2021-03-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 精神保健 / グローバルヘルス / グローバルメンタルヘルス / 国際精神保健 / メンタルヘルス / 発展途上国 / 開発途上国 / カンボジア |
研究開始時の研究の概要 |
開発途上国の精神保健レベルが向上するためには、その地域の精神保健の質が客観的に評価される必要がある。地域で行われる大規模から小規模、組織的から自発的まで、様々な精神保健活動の効果は、これらを評価することによって、はじめて可視化できるからである。本研究では、何らかの介入研究や開発プロジェクトが実施される規模の地域において精神保健の質を評価するために、「精神病者が発病して精神科医療機関を受診するまでの期間」、「治療の継続性」、「メンタルヘルスリテラシー」、「精神疾患患者の社会参加度」の4つの軸から検討し、総合的な地域精神保健の質を評価する指標を作ることを目的とする。
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研究成果の概要 |
新型コロナウイルスの流行の影響により、当初計画していた2国(カンボジア、ガンビア)のうち、カンボジアでしか調査を実施することができなかった。カンボジアにおいても、現地の医療がストップしてしまい、予定どおりにデータが納品されず、不完全なデータが当初予定から大幅に遅れて納品されたため、研究期間内に予定された成果を上げることができなかった。それでも、PCN Report誌、PLOS ONE誌において原著論文を発表することができた。 期間内に発表できなかった研究成果においては、今後も引き続き論文化して発表していく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発途上国におけるメンタルヘルスシステムを評価する指標は、これまで確立しておらず、それが開発途上国においてメンタルヘルスが軽視される原因のひとつとなっている。本研究は、指標を確立するための基礎データとなっており、指標開発の重要な役割を果たしている。
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