研究課題/領域番号 |
20K18879
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
尾関 佳代子 浜松医科大学, 医学部, 特任研究員 (70780625)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 薬局 / 薬剤師会 / 防災 / オンライン服薬指導 / 新型コロナウイルス / 在宅酸素患者 / 停電 / オンライン / 大規模停電 / 在宅医療機器使用患者 / 医薬連携 / 新型コロナウィルス / 大規模災害 / 役割 |
研究開始時の研究の概要 |
薬局は地域に密着し、処方箋薬の調剤や市販薬の販売等、重要な役割を担っている。さらに、薬局は大規模災害により地域が被災した場合、被災者に必要な医薬品を供給し、彼らの命を守る重要な責任を担っている。本研究は、薬を服用している被災者に災害後も継続して、必要な薬を提供するために重要な役割を果たすと考えられる薬局に焦点を当て、薬局の防災対策に関する現状把握、災害時要配慮者である在宅療養者への支援、及び、薬局の利活用モデルの開発を3本柱とし、どのようにすれば、災害に強く、薬を必要とする地域住民に薬を供給し、その健康や命を守ることができるのかを明らかにすることを目的とした。
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研究実績の概要 |
薬局は地域に密着し、処方箋薬の調剤や市販薬の販売等、重要な役割を担っている。近年ではかかりつけ薬局を持つことの重要性が地域住民にも認知されつつある。さらに、薬局は大規模災害により地域が被災した場合、被災者に必要な医薬品を供給し、彼らの命を守る重要な責任を担っている。また、災害発生時に地域に供給可能な資源を保有する存在でもあり、被災地域に一定の役割を果たし得ることは想像に難くない。本研究では薬を服用している被災者に災害後も継続して、必要な薬を提供するために重要な役割を果たすと考えられる薬局に焦点を当て、どのようにすれば、災害に強く、薬を必要とする地域住民に薬を供給し、そ の健康や命を守ることができるのかを明らかにすることを目的としている。 現在までの進捗状況として、各都道府県から無作為に50薬局ずつ抽出し、2350薬局を対象として「防災対策における薬局の状況等に関する調査」として自記式アンケートを郵送し、管理薬剤師等に記入を依頼、931店舗より、回答があり、また全国薬剤師会にも「防災に関連する事項」に関して調査を依頼し47薬剤師会の内39薬剤師会より回答があり、その結果の解析を行っている。 昨年度は解析結果の一部として「高齢患者におけるオンライン服薬指導利用の促進方策」、「災害に強い薬局の要因と都道府県薬剤師会の活動」をテーマに論文発表を行い、その他、「薬局が支える災害時の医療支援」、「薬局が所属する自治体及び都道府県薬剤師会の防災への取り組みと薬局の防災意識」等をテーマに学会発表も複数回、行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年の夏ごろまではまだ新型コロナウィルス感染症の影響が残っており、インタビューや地域に行って活動することが難しかったため。
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今後の研究の推進方策 |
社会情勢も以前のように回復してきたので、地域に移動しての対面のインタビュー調査も進めていく。
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