研究課題/領域番号 |
20K18881
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 一道 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (30864003)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | デジタルヘルス / 胃がん / 食道がん / 術後 / 胃食道がん / 情報通信技術 / データベース / 胃食道癌 / スマートホンアプリ / 栄養指導 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、 ①食事内容および身体症状を記録するスマホアプリおよびシステムを開発し、 ②アプリを用いて胃食道癌術後患者の食事内容および身体症状を記録するシステムの受容性・実行可能性を検討し、 ③本システムを用いて前向きコホート研究を行うことにより術後食事内容・習慣を描出するとともに身体症状と関連する因子を同定することである。 本研究では術後の食事内容・習慣と身体所見の関連を明らかにすることにより、予後・QOLの改善のための食事指導などの介入に関する科学的根拠の基礎を確立することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、食事内容および身体症状を記録するスマホアプリおよびシステムを開発し、アプリを用いて胃食道癌術後患者の食事内容および身体症状を記録するシステムの受容性・実行可能性を検討し、本システムを用いて前向きコホート研究を行うことにより術後食事内容・習慣を描出するとともに身体症状と関連する因子を同定することである。 本研究では、アプリおよびシステムのプロトタイプを完成させ、予定通りにパイロットスタディを終了した。システム全体のアップデートは想定通りにすすみ、2023年度は次のステップの前向きコホート研究を開始し現在に至っている。現在の時点で10名強のリクルートが終わっており順調である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来あまり注目が払われなかった胃がん、食道がんの術後の食事内容を評価することが目的であった。従来のやり方は術後に栄養士が患者本人から聞き取り分析するものであったが、患者の記憶のみに頼るこの方法は正確性を欠き有益なエビデンスは存在しなかった。 本研究ではスマホアプリによる情報と写真の入力でデータを収集することにより正確に情報を収集することが可能になりこの分野の今後の主流的な方法となることが期待できる。
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