研究課題/領域番号 |
20K18925
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 酪農学園大学 |
研究代表者 |
福田 昭 酪農学園大学, 獣医学群, 講師 (90827320)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 薬剤耐性菌 / モニタリング / ESBL / フルオロキノロン / ST131 / パンデミッククローン / 耐性菌 / 市中 / 耐性遺伝子 / レゼルボア / 薬剤耐性遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、多剤耐性パンデミッククローンを含む耐性菌/耐性遺伝子の市中のヒトでの浸潤実態・伝播リスクを検討することを目的とする。市中のヒトの腸管内における耐性菌/耐性遺伝子の占有率(濃度)・性状を明らかにし、浸潤実態を解明する。更に、市中ー病院間の伝播を究明するため、市中と病院分離株の分子疫学的解析を行い、院内外の耐性菌/耐性遺伝子の動態を解明する。これらのデータから、市中における耐性菌の浸潤実態に加え、維持・伝播のリスクを明確化し、院内外における耐性菌制御に役立つ知見を得る。
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研究成果の概要 |
多剤耐性パンデミッククローンを含む耐性菌/耐性遺伝子の市中のヒトでの浸潤実態・伝播リスクを検討することを目的とする。市中のヒトの腸管内における耐性菌/耐性遺伝子の占有率(濃度)・性状を明らかにし、浸潤実態を解明する。更に、市中ー病院間の伝播を究明するため、市中と病院分離株の分子疫学的解析を行い、院内外の耐性菌/耐性遺伝子の動態を解明する。これらのデータから、市中における耐性菌の浸潤実態に加え、維持・伝播のリスクを明確化し、院内外における耐性菌制御に役立つ知見を得る。現在、市中における耐性菌の時系列的変動と浸潤状況について、明らかにし、学会発表、論文として公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト社会において薬剤耐性菌は抗菌薬を使用する病院での調査、現状把握を主体として行われていた。本研究では通常の社会生活を送っている市中の健常者における薬剤耐性菌のトレンドと浸潤状況を明らかにした。 病院と市中は同様の耐性菌のトレンドが見られ、薬剤耐性菌のパンデミッククローンの市中での浸潤が特に大きな問題と考えられた。
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