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定期接種化前後でみたロタウイルスワクチンの有効性の変遷

研究課題

研究課題/領域番号 20K18936
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関佐賀大学

研究代表者

荒木 薫  佐賀大学, 保健管理センター, 助教 (20727995)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードロタウイルスワクチン / ロタウイルス感染症 / ワクチン有効性 / 症例対照研究 / ロタウイルス / ロタウイルス胃腸炎 / test-negative design / ワクチン / 有効性
研究開始時の研究の概要

ロタウイルスは感染力が強くわが国でも5歳未満の乳幼児のほとんどが感染すると報告されている。日本ではロタウイルス胃腸炎の重症化を予防する目的で、2011年よりロタウイルスワクチンが発売され2020年10月から「定期予防接種」化される。接種率が大きく上昇する定期接種前後で、遺伝子型とワクチン有効性の変遷をモニタリングすることは必要である。
本申請研究では、2020年10月より定期接種の対象となるロタウイルスワクチンについて、定期接種化の前後の各2シーズンに佐賀及び福岡の小児1次施設で症例対照研究を行い、遺伝子型別によるロタウイルスワクチンの有効性を明らかにする。

研究成果の概要

2020年10月より定期接種の対象となるロタウイルスワクチンについて、定期接種開始前後での有効性の変化を明らかにすることを目的に、急性胃腸炎症状で佐賀及び福岡県地域の小児医療施設を受診した児を対象とした多施設共同・症例対照研究を計画した。2018年、2019年の登録者は症例317名、対象1352名であり、ロタウイルス胃腸炎に対するワクチンのオッズ比は0.44(95%CI:0.34-0.58)、算出されたワクチンの有効性は56.1%(95%CI:42.5-66.5)であった。2021・2022年は、新型コロナウイルス感染症の流行により医療施設の協力の同意を得ることが難しく検討ができなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ワクチン導入前と比し新たな遺伝子株。ウマ様G3P[8]株が認められ、この遺伝子型に対するロタウイルスワクチンの有効性は80%(95%CI:59-91)であった。流行遺伝子型の変化には、ワクチン導入による選択圧の影響があったことが推察され、さらなる研究が望まれる。一方、新型コロナウイルスの流行の流行を受け、近年のロタウイルスの検出報告数は非常に少ない傾向が続いており、多数の症例の集積が必要な症例対照研究以外の研究手法についても考慮していく必要がある。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 症例対照研究によるロタウイルスワクチンの有効性評価 2018,2019シーズン2020

    • 著者名/発表者名
      荒木薫
    • 学会等名
      第24回日本ワクチン学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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