研究課題/領域番号 |
20K18951
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2021-2023) 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2020) |
研究代表者 |
石井 秀明 国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 講師 (50751046)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高齢者 / 自動車運転 / 交通事故 / 中止 / 中指 / 運転 / 事故 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢ドライバーの交通事故防止のために、事故発生のリスク因子を探索すること、および運転中止による移動制限により起こりうる健康問題の予防策を模索することは重要である。本研究は、高齢ドライバーを対象に縦断調査を実施し、交通事故の発生数、交通事故発生に関連するリスク及び、運転中止をした場合の中止理由が予後に及ぼす影響を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は、高齢ドライバーを対象に縦断調査を実施し、交通事故の発生率、交通事故発生リスク要因ならびにやめた理由とその後の予後の差異を明らかにすることを目的に検討した。運転を継続していた者を対象に交通事故の有無に関連する要因を検討した結果、転倒歴、現在の運転時間、認知機能障害、過去2年間の事故の有無が抽出された。また、運転をやめた群と運転を継続していた群で要介護認定の発生状況を比較した結果、やめた群で有意に高い結果となった。また、追跡期間中に運転をやめた理由とし、家族に勧められたが最も多かった。運転をやめた理由ごとに要介護発生率を比較した結果、家族に勧められた、病気の発症・悪化で発生率が高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、交通事故には様々な要因が関連することが明らかとなった。また、運転をやめる理由とやめた理由による要介護発生率の比較では、他者からの勧めが最も影響する可能性が示唆された。以上のことより、交通事故に関連する要因を今後スクリーニングして事故を予防するとともに、運転をやめても要介護状態にならないように、理由に応じた対策を行っていく必要があると考えられる。
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