研究課題/領域番号 |
20K18985
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
山田 真嗣 杏林大学, 医学部, 助教 (60847820)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | パラコート中毒 / 肺線維症 / 組織線維化 / 上皮間葉転換 |
研究開始時の研究の概要 |
パラコート中毒は急性期を脱してなお致命的な肺線維症を生じることがある。肺線維症は完成してしまうと治療法は存在しない。組織の線維化はその程度により、創傷治癒から臓器障害まで功罪相半ばする現象である。本研究はその制御因子を追求する第一歩としてパラコート肺の形成過程を動物モデルで再現し解析することを目標とする。
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研究実績の概要 |
細胞株A549を用いてパラコート曝露により誘導される線維素の分泌とその線維素がinsoluble formのまま検出される条件を安定的に再現することが可能となった。古典的に知られているインテグリンの発現上昇は予備実験で確認されず、発現の多寡ではなくInside-out signalingやさらに細かいサブタイプ毎の発現制御を考慮する必要性が検討された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
エフォートが低下したため。
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今後の研究の推進方策 |
近年インテグリン抗体製剤が上梓され注目されている。肝線維症モデル動物への投与実績などが報告されている。実験試薬としても入手が容易となったため、A549に発現しているα3、α5、β1インテグリンをターゲットとした阻害剤を組み合わせて、その発現制御と細胞外マトリックスの接着予防の関連を探索する。
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