研究課題/領域番号 |
20K19000
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2022) 長野県看護大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
吉岡 詠美 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 准教授 (90790957)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 看護師 / 看護ケアの倫理コンピテンシー / 看護倫理 / 尺度開発 / 倫理的行動 / 組織支援 |
研究開始時の研究の概要 |
看護師として、倫理的問題に対応できない体験の蓄積は、学習性無力感を抱き、バーンアウトや離職に繋がるため、看護師の倫理的行動の獲得と向上は欠かせない。 本研究では、看護師の倫理的行動獲得モデルを精緻化し、クリニカルラダーの各レベルに合わせた看護師の倫理的行動と関連要因の検証を行うことで、クリニカルラダー各レベルの倫理的行動の行動基準と科学的かつ効果的な教育プログラムおよび組織支援のあり方を提示する。
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研究実績の概要 |
本研究は、看護師のケアの倫理的行動の獲得モデルを精緻化し、クリニカルラダーの各レベルに合わせた看護師のケアの倫理的行動に関する尺度の開発と関連要因の検証を行い、クリニカルラダー各レベルの行動基準と科学的かつ効果的な教育プログラムおよび組織支援のあり方を提示することを目的としている。 2021年度に明らかにした看護ケアの倫理コンピテンシーの構成要素とモデルを踏まえ、2022年度は看護師自身が看護ケアの倫理コンピテンシーの獲得状況を把握し、課題を明確にするために、看護ケアの倫理コンピテンシーに焦点を当てた尺度を開発する必要があると考え、アンケート調査を実施した。具体的には、尺度を開発するために、関東甲信越にある198床~499床の急性期もしくは回復期,慢性期の病棟を有する病院の病棟に勤務する看護師300名を対象に、無記名自記式質問紙調査を実施した。さらに、尺度の安定性(信頼性)を確保するため、再テスト法を100名に行った。現在、データ分析を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、尺度を開発するためのアンケート調査を予定していた。アンケート調査は、予定していた施設数および対象者を確保でき、調査がスムーズにすすんだ。しかし、尺度の開発が年度内に終わらず、看護ケアの倫理コンピテンシーの行動基準および関連要因を検証するためのアンケートを実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、看護ケアの倫理コンピテンシーの行動基準および関連要因を検証する予定である。対象は、病棟に勤務している看護師1500名とする。コンピテンシーは2023年に開発した尺度で測定し、関連要因は文献検討を行いコンピテンシーを向上させるための支援に関する項目を作成し、調査する。
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