研究課題/領域番号 |
20K19002
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
冨田 亮三 武蔵野大学, 看護学部, 講師 (90814012)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ピア・コーチング / 看護実践能力 / 看護師 / 看護教育学 |
研究開始時の研究の概要 |
初期キャリア形成期(卒後2・3年目)は、基礎的な知識や技術を土台に高度な看護ケアに発展させる重要な時期であるが、実践能力の不足など様々な問題を抱える時期でもある。ピア・コーチングはピア(同年代や社会的立場が同じ人)と協働することで互いを高め合う教育方法である。初期キャリア形成期看護師におけるピア・コーチングの有用性が、先行研究より質的に示されており、本研究ではピア・コーチングと看護実践能力の関係を縦断的調査を行い明らかにする。その結果によって、ピア・コーチングを用いた支援や活用性への示唆を得ることにつながる。
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研究実績の概要 |
ピア・コーチングはピア(同年代や社会的立場が同じ人)と協働することで互いを高め合う教育方法であり、ピア・コーチングによって新しい知識とスキルが実践に統合され、看護師の実践が改善するとされている。卒後2年目看護師は病棟においてリーダーシップを発揮し、看護を牽引する人材になるための重要な時期である。しかし、看護実践能力の不足をはじめ、多くの悩みを抱え、離職という問題に晒されている。 本研究は、卒後2・3年目にある初期キャリア形成期の看護師におけるピア・コーチングと看護実践能力の関係性を明らかにすることを目的としている。この関係性を明らかにすることで、ピア・コーチングの活用性への示唆を得ることができ、卒後2年目看護師の抱える悩みの一つである看護実践能力の不足に対して、教育的プログラムといった方略を考える際の資料になる。 ピア・コーチングと看護実践能力の関係性を明らかにするために、1年間の期間をあけた縦断的調査(オンラインアンケート調査)を2021年度から2022年度にかけて実施した。ピア・コーチングと看護実践能力の関係を明らかにするにあたり、自己効力感が影響を及ぼす可能性が示唆されたため、自己効力感も合わせて調査を行った。まず、自己効力感が及ぼす影響について分析を行い、自己効力感が看護実践能力に影響を及ぼしていることが明らかとなった。2023年度は、自己効力感が及ぼす影響を考慮して、ピア・コーチングと看護実践能力の関係性を縦断的に分析した。分析して得られた結果を学術集会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の感染拡大の影響で、当初予定していた調査開始が1年間遅れた。その後、感染が落ち着き始めることで、教育現場がオンラインから対面へと戻り始め、その対応に時間を有した。
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今後の研究の推進方策 |
縦断的調査で得られたデータを用いたピア・コーチングと看護実践能力の関係性について、分析した結果の投稿を進める。
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