研究課題/領域番号 |
20K19006
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医科大学 (2022) 日本医療科学大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
五十嵐 貴大 東京医科大学, 医学部, 講師 (40814223)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 看護大学生 / 臨地実習指導者 / 援助要請 / 意思決定 / 看護学実習 / 実習指導者 / 援助要請行動 |
研究開始時の研究の概要 |
看護学実習において、学生は解決困難な問題に直面すると、実習指導者や教員などに援助を要請する。援助を要請することができれば問題解決につながるが、できない場合には問題が未解決のままになり、損失や困難さが生じてしまう。看護学実習における犠牲や損失は患者に大きな影響が生じる。そこで、本研究では、看護学実習において学生の援助要請がしやすいに状況を整えるために、その状況を評価するための尺度(①学生の自己評価尺度、②実習環境尺度)を開発し、その有用性の検証を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、看護大学生の実習指導者に対する援助要請の促進要因(五十嵐・佐藤、2019)を質的帰納的に解明した成果を基盤に看護大学生の臨地実習指導者に対する援助要請の意思決定尺度を開発し、一定の妥当性、信頼性が確保されていることが確認できた。また、開発した尺度を教育活動に用いることの有用性を検証することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した援助要請の意思決定尺度は、看護大学生の実習指導者に対する援助要請の意思決定を評価するために活用する尺度である。測定結果は、自己評価後に質問項目の得点に着目することにより、低い評価の項目や得点の傾向を確認し、看護大学生は自己の問題の明確化や目標の設定ができる。また、臨床実習指導者に看護学実習開始前に情報を提供することにより、看護大学生の評価結果を踏まえた看護大学生とのコミュニケーション、看護技術における指導、実習に臨む態度に関する面接指導、学生カンファレンス指導の方法などを検討できる。
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