研究課題/領域番号 |
20K19012
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
坂 亮輔 人間環境大学, 看護学部, 助教 (70849372)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 多職種連携 / 看護基礎教育 / IPE / 学習教材 / 役割体験 / Virtual Reality |
研究開始時の研究の概要 |
看護基礎教育課程における全ての看護学生の多職種連携実践能力の向上を目指すために,スマートフォンアプリケーションを活用した役割体験型の多職種連携学習教材「スマートナースリンケージ」の開発を行う. まず実態調査を行い,調査結果に基づき教材を作成する.さらに,教材の学習効果を明らかにする.調査結果から教育内容を精選し,教育優先度の高い多職種連携の場面はvirtual realityで再現することで,他の職種の役割の疑似体験を通して他の職種の理解を促す教材の開発を目指す。これにより,看護基礎教育における多職種連携実践能力向上が可能となり,超高齢化社会における包括ケアの一助となることが期待できる.
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研究成果の概要 |
看護基礎教育課程における看護学生の多職種連携実践能力の向上のための学習教材として,スマートフォンアプリケーションを活用した役割体験型の多職種連携学習教材「スマートナースリンケージ」の開発を行った.まず,アプリで学習する内容の精選のために看護大学のIPE担当教員を対象に調査を行った.その結果,多職種の役割や活動内容、退院支援カンファレンス場面の学習の必要性を確認し,スマホアプリの開発を行なった.アプリでは退院支援カンファレンスの場面を多職種の視点で役割体験できるようVR動画の視聴を可能とした.看護学部の4年次生を対象に,実際にスマホを使ってアプリを使用してもらい,その教材の有効性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は,IPE導入困難な大学及び専門学校の看護学生が多職種連携を学ぶための役割体験型学習教材の開発を行うことである.実際の多職種連携場面のVR動画を用いて体験することで,多職種連携の場面をより一層イメージしやすいものとした.今後この教材は,他の医療系専門職の養成課程においても,多職種連携を学習する教材として活用可能であると考える.この学習教材は看護基礎教育における多職種連携実践能力の向上に貢献し,超高齢社会における包括ケアの一助となることが期待できる.
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