研究課題/領域番号 |
20K19016
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
長野 弥生 神戸女子大学, 看護学部, 助教 (60846442)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 新人看護師 / モデリング / 看護実践 / 尺度開発 / 職場適応 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は、モデリングを「新人看護師が観察した先輩のふるまい、思考、知識、技術をもとに、自身の看護実践を形成するための行動」と操作的に定義付け、看護実践における新人看護師のモデリング測定尺度(案)を作成した。現在、新人看護師1500名に調査票を配布し、看護実践における新人看護師のモデリング測定尺度(案)の信頼性・妥当性を検討している。さらなる研究として、先行研究からモデリングは職場適応に影響すると仮説を立て、新人看護師のモデリングが職場適応に及ぼす影響について新人看護師1000名を対象に調査する。
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研究成果の概要 |
看護実践における新人看護師のモデリング測定尺度は、「観察行動」「模倣行動」「展開行動」「探究行動」の4因子21項目からなる6段階リッカート尺度である。この尺度は、表面妥当性、内容妥当性、構成概念妥当性、基準関連妥当性、内的一貫性、安定性を確保した信頼性・妥当性の高い尺度である。また、新人看護師のモデリングは職場適応行動を介して職場適応状態に至ることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新人看護師のモデリングを評価する指標ができたことにより、新人看護師自身がモデリングを振り返ることができたり教育担当者が新人看護師教育に活用することが可能となる。 また、これまで新人看護師の職場適応は職場の人間関係やリアリティショックが影響していることが示されてきた。本研究では、新人看護師自身のモデリングが職場適応に影響することが新たにわかり、新人看護師の職場適応への支援にはモデリングを支援する必要があることが示唆された。
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