研究課題/領域番号 |
20K19038
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
中山 純果 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授 (90716169)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 睡眠 / 女性看護師 / 共働き / ストレス / 労働時間 / 性別役割分業意識 / 育児 / 介護 / 無償労働 / 職場要因 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、病院で働く育児・介護中の共働き女性看護師における年代やライフスタイルごとの睡眠(量と質)の阻害要因ならびに睡眠(量と質)が阻害されるメカニズムを明らかにすることを目的とする。育児・介護中の女性看護師ならびに看護管理者へのインタビューおよび全国の300床以上の病院で勤務する育児・介護中の女性看護師へを対象とした調査により、年代やライフスタイルごとの睡眠阻害要因として職場内外の要因の影響力の検証とそれら要因の影響メカニズムについて仮説を構築する。
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研究実績の概要 |
本研究は、病院で働く育児・介護中の共働き女性看護師における年代やライフスタイルごとの睡眠(量と質)の阻害要因とその影響メカニズムを明らかにすることを目的としている。これまで労働者の睡眠についての先行研究は、睡眠学、労働科学、経営学等に専門分化されていたが、育児・介護といった家庭役割と仕事の両立を担う女性看護師の睡眠の阻害要因とその影響メカニズムについては、分野横断的な研究枠組みを必要とするものであり、先行研究が限られ十分な知見が認められなかった。また、日本では性別役割分業が社会システムに根強く組み込まれている現状があることから欧米の先行研究とは異なる結果が予想される。本研究による知見は、夜勤・交代制勤務等の職務特性要因の観点と家庭要因の両観点から、看護師の睡眠への影響要因を探索し、その影響メカニズムを検証することにより、今後、看護師が健康に就業継続を可能とする職場マネジメントに資する示唆をもたらすと考えられる。 本研究の研究実施計画においては、先行する研究課題がCovid19の影響により遅延したため、先行研究課題の終了を優先したことから着手時期が遅れている。次年度より開始予定であるが、研究計画年数を短縮させた計画に組み直す必要があるため、研究方法を修正し調査実施に向けた倫理審査受審の準備中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当該研究は、covid19のため遅れた先の研究課題を終了させ次第着手し始めているため、計画通りの時期から開始できなかったことに加え、3か年の研究を1年間の研究計画に組み直す必要が生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
3か年の計画を1年間での実施計画に再編する必要があるが、当初の研究目的の達成に資する研究計画を作成し実施する予定である。
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