研究課題/領域番号 |
20K19039
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
西村 礼子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (10757751)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 臨床判断 / 臨床推論 / 看護教育 / コンピテンシー基盤型教育 / シミュレーション教育 / 看護学生 / コンピテンシー基盤型カリキュラム / 教育デザイン / 臨床判断シミュレーション / ラサター臨床判断ルーブリック / カリキュラムデザイン / 授業設計 / 既習科目 / カリキュラム / シミュレーション / カリキュラムマネジメント / 臨床判断モデル / 看護実践能力 / 解剖生理学 / 看護基礎教育 |
研究開始時の研究の概要 |
看護基礎教育課程において、臨床判断能力の基盤となる解剖生理学の強化ならびに基礎看護学における臨床判断能力や倫理的判断・行動に必要な基礎的能力を養うためにシミュレーション教育の充実が求められている。 本研究では、解剖生理学に基づく臨床判断がシミュレーションでの看護実践能力に与える影響を明らかにするため、従来(解剖生理学履修後に臨床判断・シミュレーションをそれぞれ履修)と改正(解剖生理・臨床判断・シミュレーションを統合した)授業設計を比較する。双方向的に統合した授業設計による看護実践能力を明らかにすることで、指定規則改正で求められる看護実践能力向上のための改正カリキュラムの開発の示唆を得る。
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研究成果の概要 |
本研究は看護学生の臨床判断能力育成のためのシミュレーションの学修目標と既習科目の到達度がラサター臨床判断ルーブリック(LCJR)得点に与える影響を明らかにすることを目的とした.看護大学2年生に質問紙調査を実施した.シミュレーションの学修目標と既習科目の到達度を独立変数,LCJR得点を従属変数,正規性の検定,Cronbach α 係数,Spearmanの相関係数,強制投入法による重回帰分析を行なった.LCJR合計と【気づき】【解釈】の得点は既習科目のフィジカルアセスメント・クリティカルシンキング・看護過程の到達度に影響があった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,看護学生の臨床判断能力育成のためのシミュレーションの学修目標と既習科目の到達度がラサター臨床判断ルーブリックに与える影響を明らかにすることを目的とした. その結果, LCJR合計と【気づき】【解釈】の得点は既習科目のフィジカルアセスメント・クリティカルシンキング・看護過程の到達度に影響があった. 日本の看護基礎教育における看護学生の臨床判断能力育成に影響する専門基礎分野・専門分野の科目としてはフィジカルアセスメント・クリティカルシンキング・看護過程があり、臨床判断プロセスとしては「予期から初期把握」が臨床判断能力というコンピテンシーの育成の基盤にあるという成果を得ることができた.
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