研究課題/領域番号 |
20K19056
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
福田 真佑 横浜市立大学, 医学部, 助教 (30803465)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 創傷 / 創傷治癒 / 振動 / 皮膚 / 感染 / デバイス / 機械刺激 / 肥満 / 創感染 / ケアデバイス / 肥満皮膚 |
研究開始時の研究の概要 |
肥満は術後創感染(以下、創感染)リスクの増大因子であり、肥満者は非肥満者よりも創感染の発生率が高い。 創感染は患者のQOLを著しく低下させるため臨床上重要な問題である。現在、創感染に対する看護ケアは、創部の観察や外科的処置といった姑息的看護ケアが主体であるため、創感染の根治的治療には肥満皮膚の病態に基づいた抜本的な看護ケアが必要である。 今回、肥満皮膚の創感染に関わる病態に直接アプローチできる看護ケアデバイスの一つとしてバイブレーションセラピーに着目した。 本研究では、バイブレーションセラピーによる創部からの浸出液の成分変化と創感染への影響を検証し、作用機序の解明を行う。
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研究成果の概要 |
本研究課題は振動刺激による肥満皮膚の創感染への影響について肥満皮膚の病態に着目して検証することを目的とした。振動刺激の有無によるサイトカインや遺伝子の発現、皮膚組織の変化を検証した結果、振動刺激は肥満皮膚創部の強度の増加に関与することが示唆された。振動刺激により肥満皮膚は創部裂開が起きにくく創感染しにくい状態になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後、より詳細な解析を行い皮膚の構造に対する振動刺激の影響を明らかにすることで、肥満皮膚以外の脆弱化した皮膚の機能を回復させるケアデバイスとして振動刺激を応用できることが期待される。
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