研究課題/領域番号 |
20K19076
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
東 泰弘 森ノ宮医療大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (00868458)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | トイレ動作 / ADL / 尺度 / 脳卒中 / 高次脳機能障害 / 信頼性 / 妥当性 / QoL / 機能障害 / トイレ / 日常生活活動 |
研究開始時の研究の概要 |
トイレ動作は、在宅復帰やQuality of Lifeを左右する最も重要な日常生活活動である。しかし、高次脳機能障害を有する患者は、各職種からの支援を受けてもトイレ動作が自立できないことが多い。トイレ動作は「便座への移乗」「下衣の上げ下げ」「臀部の清拭」などの各項目で構成されており、各項目の動作がどのような因子で自立できていないのかの詳細は明らかになっていない。本研究の目的は、高次脳機能障害患者のトイレ動作各項目を評価できる尺度を開発し、開発した尺度と各種機能障害との関連を検討し、トイレ動作各項目に影響を与える因子を解明することである。
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研究実績の概要 |
トイレ動作は、病院からの在宅復帰やQuality of Lifeを左右する最も重要な日常生活活動である。しかし、脳血管障害を発症し高次脳機能障害を有する患者は、入院し各職種からの支援を受けてもトイレ動作が自立できないことが多い。本研究の目的は、高次脳機能障害患者のトイレ動作各項目を評価できる尺度を開発し、開発した尺度と各種機能障害との関連を検討し、トイレ動作各項目に影響を与える因子を解明することである。 本研究は、以下の3部で構成されている。2020年度、車いすを使用している対象者のトイレ動作各項目を評価できる尺度を開発し(研究Ⅰ)、2021年度~2022年度トイレ動作の各項目に影響を与える因子を明らかにする(研究Ⅱ)。そして、2023年度、トイレ動作の自立に影響を与えている因子別に各動作の支援を検討する(研究Ⅲ)。 2023年度の研究実績として研究Ⅰのトイレ動作尺度の信頼性と妥当性のデータ収集が完了した。収集できたデータを基に開発したトイレ動作尺度を古典的テスト理論に基づき信頼性と妥当性を検証し論文が受理された(Higashi, et al., 2023)。さらに研究Ⅱで収集したデータをもとにトイレ動作の中の下衣の上げ動作に影響を与えている因子を同定し学会にて発表した(東ら、2023)。今後も研究Ⅱのデータを継続して収集していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルスの影響で研究協力施設でのデータ収集が困難になったため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、研究協力施設を増やして研究Ⅱのデータ収集を完了する予定である。
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