研究課題/領域番号 |
20K19083
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
太田 一輝 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (30868089)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / ストレスマネジメント / 患者教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
炎症性腸疾患は、下痢や腹痛などの症状を合併するため、日常行動が制約され、QOLに大きな影響を与えている。また、長期間にわたるストレスは、症状の再燃の因子とされており、長期の通院治療を必要とする患者の生活を支える看護は重要である。 そこで、本研究の目的は、外来通院する炎症性腸疾患患者のストレスマネジメント能力を向上させるための患者教育プログラムを開発することである。認知行動療法のセルフモニタリングと看護面接(認知再構成法)を継続的に行い、心理的指標・ストレス対処行動に与える影響を明確にする。そして、患者が長期的に取り組むことができ、効果が継続する介入方法を検討し、患者教育プログラムを開発する。
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研究実績の概要 |
令和2~5年度の研究計画では、炎症性腸疾患患者のストレスマネジメント能力に対しての患者教育プログラムの開発に対するセルフモニタリング・看護面接(認知再構成法)による介入群と対照群のデータ収集を開始し、得られたデータを集計および分析する予定であった。さらに、その結果を基に、外来看護師を対象として、実用可能な患者教育プログラムの検討・評価し、患者教育プログラムを実践する予定であった。しかし、新型コロナウイルスの感染の拡大や研究者の業務多忙に伴い、対象となる患者の安全性の担保、面談の場所など調整が困難となり、実施に至ることができなかった。 令和5年度の具体的な活動内容として、引き続き研究に関する文献調査や認知行動療法に関する研究会のセミナー等へ参加し、情報収集などを行った。研究協力者とともに面談で使用する資料(認知行動療法の目的や方法に関する教材:動画、配布資料、Zoomを利用した場合の資料)および看護面接(認知再構成法)を実施する際に使用するシナリオのブラッシュアップを行った。研究協力機関の倫理申請において、研究方法や拘束時間など課題があったが、協力者と調整を行うことで課題は解決され、倫理委員会の承認を得ることができた。協力者である外来の医師ならびに看護師と面談方法などの最終段階の調整中であり、調整がとれ次第、データ収集ならびに分析を開始する予定であり、随時学会などで報告していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響で、研究協力者の業務多忙、協力施設への出入りの自粛に伴い、当初予定された計画を実施することができていない。以上の理由から研究の進捗は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
データを収集を開始する予定である。研究計画に関してはすべて遅れてしまったが、収集開始後の課題はとくにないと考える。
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