研究課題/領域番号 |
20K19088
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
黒澤 杏里 (犬丸杏里) 三重大学, 医学系研究科, 助教 (60594413)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 緩和ケア / シミュレーション / 終末期 / 看護 / 教育 / 看護教育 / 生涯教育 / 全人的苦痛 / がん看護 / 臨床看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
がん対策推進基本計画における重点課題として、「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が掲げられており、看護師は基本的な緩和ケアを理解し、知識と技術を習得することが期待されている。看護の教育方法として、講義から演習・シミュレーション、そして実践の順に行うことが有効であるとされている。シミュレーションは知識・技術・態度の向上、自己効力感の向上などがみられる効果的な教育方法である。本研究では、看護師を対象とした緩和ケアシミュレーションの開発をおこない、その効果を確認する。緩和ケアシミュレーションシナリオを作成し、知識テストやシミュレーションを行った感想などを指標に、有用性を確認する。
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研究成果の概要 |
緩和ケアシミュレーション教育に関する文献調査を実施し、「看護師のシミュレーション教育に関する日本の研究動向」「臨床看護師に対する緩和ケア教育の日本における研究の動向」「Role-play Education for Healthcare Professionals in Japan: An Investigation of the Trends and Effectiveness」を発表した。 緩和ケアシミュレーションシナリオの開発について、がん看護専門看護師に対してアンケート調査を行った。その結果「がん看護専門看護師が必要と考える2-4年目の看護師に対する終末期・緩和ケア教育」を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、わが国ではがん対策推進基本計画における重点課題として、「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が掲げられており、看護師は基本的な緩和ケアを理解し、知識と技術を習得することが目標に挙げられている。緩和ケアの基本的な考え方である疼痛マネジメントやトータルペインの視点を取り入れた緩和ケアシミュレーションを開発することには意義があると考える。 基本的な緩和ケアを実施する臨床看護師に対して、緩和ケア教育の1つとしてシミュレーションを実施することは、緩和ケア実践者の総数を増やすことにつながる。そして、緩和ケアを実施する看護師が増えることは、緩和ケアを必要とする人に緩和ケアが提供されることにつながる。
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