研究課題/領域番号 |
20K19096
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 (2023) 横浜市立大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
土肥 眞奈 (菅野) 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (50721081)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | データ収集 / リクルート / 分析 / 論文執筆 / うつ / カテーテル / 循環器 / 冠動脈 / 尺度案 / 循環器疾患 / PCI / スクリーニング / 虚血性心疾患 / 急性冠症候群 / 心臓カテーテル |
研究開始時の研究の概要 |
精神状態悪化の低リスク群とみなされていたいカテーテル治療(percutaneous coronary intervention: PCI)後の急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome: ACS)患者でも、5.6%がうつ状態を、また半数以上が恐怖・不安を持つことがわかっている。そこで本研究ではPCI後ACS患者全員に実施可能で、かつ臨床現場での負担も考慮した、項目数が少なく簡易な退院後のうつ状態予測スクリーニング尺度を開発する。本研究では尺度案作成のための先行研究の検討と複数の研究協力者との尺度案検討、患者数名を対象とした予備調査を実施し、その後本調査、正確度の検討を行う。
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研究実績の概要 |
COVID-19の影響を受けて研究対象者のリクルート数が伸び悩んでいたが、感染症法上の取り扱いが変更し入院患者数が増え、かつそれに伴い研究実施体制を見直したこともあり、2023年は同意取得数が順調に増え、年度内にデータ収集の完了に至った。予定していた対象者数には至らなかったが、データ分析可能な数に達したと考えている。 同意を得た患者に対し研究者・研究協力者が研究内容・倫理的配慮等、研究の概要に関し説明を行い、郵送法かweb上での回答を希望するか選択してもらった。郵送法を選択した患者には郵送にて、web調査を希望した患者にはwebソフト上にて回答してもらった。COVID-19の感染症法上の取り扱い変更に伴い同意取得数が増えることが想定されたためリクルートのための人員を一人増やし、定期的に調査を行い、順調に対象者を増やすことができた。可能な限りリクルート漏れのないように調査に取り組んだが、在院日数短縮化の影響を受け、中には声掛けできないまま退院となるケースもあった。 データは倫理審査にて承認された方法に従い、厳重に管理されている。一次集計後、個別データをみると、精神的健康が退院後に低くなっていることが想定される結果(点数)が示されている状況がある。2024年度は統計ソフトによるデータ解析(多変量)を行い、研究協力者との議論を経て、分析・論文執筆に取り組む予定である。英文校正ののち、英語論文での公表を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響を受け、データ収集が予定通り進まなかったことに原因があると考えている。2023年度にデータ収集を完了できたため、2024年度内にデータ解析、論文執筆、公開を目指す。
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今後の研究の推進方策 |
2024年4月にデータクリーニングを終えており、5月にデータ分析、その後論文執筆を予定している。英文校正後、年度内に公表に至るよう進める。
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