研究課題/領域番号 |
20K19097
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
青盛 真紀 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60805571)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | HIV / 脂質異常 / スマートフォンアプリ / 行動変容 / 脂質管理 / プログラム開発 / 生活習慣病 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、HIV感染者はHIV感染による慢性炎症や抗HIV薬の影響から動脈硬化が進行し、心血管障害の増加が問題となっている。HIV感染者の脂質管理については、生活習慣への介入研究が行われているが、継続性の低さや離脱者の多さが課題であり、今日の外来看護で実施できる現実的な支援プログラムとは言い難い。 本研究では、HIV感染者の看護に従事している看護師(以下、HIV感染症看護師)に対する生活習慣改善に向けた教育プログラムの構築を目指す。前半の2年で単施設における介入研究を実施し、後半2年でHIV感染症看護師を対象とした教育プログラムの作成を目指す。
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研究実績の概要 |
本年度は,脂質異常症の男性HIV感染者を対象にスマートフォンアプリを用いた食事・運動指導プログラムの有効性を評価した.適格基準を満たした108名のうち,除外基準に該当したものを除いた53名に研究説明を行い,介入群22名,対照群20名の計42名を対象とした.最終的に介入群,対照群ともに19名,計38名がプロトコルを完了した(脱落率10%). 平均年齢は47.1±7.6歳で,40歳代が大半を占めた.HIV感染期間とART内服期間は10年以上が最も多かった.ベースライン時の平均CD4数は500 copies/μL以上であり,80%以上の参加者がHIVウィルス量20 copies/mL未満であった.血清脂質値及び身体測定値は,両群間に有意差はなかった. 主要評価項目は,2群間におけるLDLコレステロール値のベースライン時から介入後6か月時点までの変化量とし,介入群と対照群の間でコレステロール値の減少に有意差が認められた(それぞれ-4.00 ± 20.2 mg/dL vs 10.11 ± 21.1 mg/dL)(95%CI 0.535 to 27.676, p=0.042). 副次評価項目は,各群におけるベースラインと介入後6ヵ月時点の血清脂質値と身体測定値であり,介入群では腹囲にのみ統計的有意差が認められた(p=0.048).介入群において,ベースラインから介入後6か月において,総エネルギー,タンパク質,炭水化物,脂肪,塩分の摂取量が有意に減少した(p<0.05).また,介入群における食事と身体活動の行動変容ステージ及びソーシャルサポート,食事の自己効力感,LSO-Uは,ベースラインから介入後6ヶ月まで有意に増加した(p<0.05).
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究におけるプログラムの介入は終了した。介入後6か月時点の主要評価項目については既報の通りである。
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今後の研究の推進方策 |
今後、6か月以降12か月までの追跡期間を含めたプログラムの有効性を評価する。
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