研究課題/領域番号 |
20K19108
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 湘南鎌倉医療大学 |
研究代表者 |
松村 香 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 准教授 (70320819)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 子ども / 児童養護施設 / 安全感 / 安心感 / 精神的健康感 / タブレット / 尺度 / 活用 / 安全感・安心感 / オフライン調査 / 地域差 / オフライン / 調査 / 生活安全感 / 生活安心感 / 向上 / 支援方法 / 有効性 / 児童養護 / 安全・安心 / うつ状態 |
研究開始時の研究の概要 |
児童養護施設で暮らす子どもが,施設内で安全で安心して生活ができ,なおかつ精神的健康感を高めることができるための研究である.児童養護施設は,地方によって施設内環境が異なっている. 今まで行った首都圏近郊の調査を基に,今回,全国の調査を行うことによって,児童養護施設で暮らす子どもの安全感・安心感・精神的健康感の地域差の実態を明らかにする. 同時に,児童養護施設で暮らす子どもは,一般の子どもと比較して抑うつ状態が高いことから,どのような支援が抑うつ状態の改善に有効か明らかにする.
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研究成果の概要 |
1点目は,児童養護施設で暮らす子どもの生活安全感・安心感・精神的健康感得点の地域差による比較検討を行った。結果,地域による差は見られず,問題行動の子どもが多いなど施設の特徴が影響を及ぼすことが分かった。 2点目は,「児童養護施設で暮らす子どもの生活安全感・安心感・精神的健康感向上プログラム」の作成ならびに実践を行った。結果,プログラムの実践が子どもへの支援に有効に働くのと同時に,職員間の交流につながることが分かった。 3点目は,尺度を活用した調査のオフラインによるシステム化である。システムは,ほぼ完成し,迅速な解析・結果報告・活用までの時間短縮と負担感の軽減が図れた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
児童養護施設で暮らす子どもが感じる安全感・安心感や精神的健康感をアセスメントするために,尺度を活用してチェックする体制や,安全感・安心感・精神的健康感の向上のための支援プログラムの実践、尺度を簡便で迅速に活用するためのシステムの構築は,施設内の被措置児童等虐待の予防や,精神的健康感の向上の一助となることから意義があると考える。
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