研究課題/領域番号 |
20K19113
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 湘南医療大学 |
研究代表者 |
片山 典子 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (40612502)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 臨界期 / 統合失調症 / 精神科訪問看護 / 教育プログラム / 開発 / 自律性 / 精神科訪問看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、初回精神病エピソードから5年以内の臨界期(以下、臨界期)の統合失調症者の訪問ケアに困難を感じている訪問看護師を対象にした「臨界期にある統合失調症者を訪問する訪問看護師の自律性を高める教育プログラムを構築し、実施・評価する。さらにグループスーパービジョンを導入したフォローアップ研修をへて有用性を確認たうえで、プログラムを開発する。臨界期は、最も脆弱性が高く、自傷や自殺、再発、家族機能の低下などさまざまな問題が生じやすい。この時期に訪問看護が適切に提供されることは「治療中断」を防ぐことに繋がり、患者や家族の安寧の維持や、患者の地域生活の維持にも繋がり、本研究の意義といえる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、初回精神病エピソードから5年以内の臨界期(以下、臨界期)の統合失調症者の訪問ケアに困難を感じている訪問看護師を対象にした「臨界期にある統合失調症者を訪問する訪問看護師の自律性を高める教育プログラム」(以下、本プログラム)を構築し、実施・評価する。さらにグループスーパービジョンを導入したフォローアップ研修をへて有用性を確認したうえで、プログラムを開発する。臨界期は、最も脆弱性が高く、自傷や自殺、再発、家族機能の低下などさまざまな問題が生じやすい。この時期に訪問看護が適切に提供されることは「治療中断」を防ぐことに繋がり、患者や家族の安寧の維持や、患者の地域生活の維持にも繋がり、本研究の意義といえる。 2022年度研究計画は、<研究1>の実施予定であった臨界期にある統合失調症者を対象に訪問看護を提供している訪問看護師の自律性を高める教育プログラム(案)を作成し、パイロット研究を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度は、臨界期にある統合失調症者を対象に訪問看護を提供している訪問看護師の自律性を高める教育プログラムを作成することを目的としていた。方法としては、文献検討、訪問看護財団等が主催する精神科訪問研修資料、申請者が開発した教育プログラム(2018)との検討の内容を精選し、本プログラムの内容、順序性を決定した。さらには、精神科訪問看護の経験者を含む研究者らで有識者アドバイザリーチームを構成し、パイロット研究実施後の結果をもとにプログラム内容について継続的に討議を重ね、本プログラム(案)を検討する予定としていた。しかし、コロナウイルス感染拡大に伴い、有識者アドバイザリーチームの検討が出来ていない。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、精神科訪問看護の経験者を含む研究者らで有識者アドバイザリーチームを構成し、プログラム内容について継続的に討議を重ね、作成した本プログラム(案)を検討する。有識者アドバイザリーチームでの検討は、コロナウイルス感染拡大の状況によっては、Zoom等の非対面での会議に変更し、進めていく。
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