研究課題/領域番号 |
20K19124
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福岡女学院看護大学 |
研究代表者 |
西田 裕子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (70806512)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ナース・プラクティショナー / 診療看護師 / 臨床的意思決定 / 臨床判断 / 臨床推論 / 意思決定 / 意思決定モデル |
研究開始時の研究の概要 |
我が国では、超高齢社会を迎え、医療・介護のニーズは増え続けている。医療における限られた人材の有効活用及び看護師の役割拡大・質の高い医療提供体制の構築に向け、一部の看護系大学院修士課程では、2008年より海外のナース・プラクティショナー(以下、NP)を参考に、日本のNP教育が開始され、現在、日本国内で400名ほどのNPが誕生している。しかし、NPの積極的な医療的行為を含めた看護的介入の実際や意思決定プロセスについての研究は非常に少数であり、NP育成のための学術的検証が脆弱な状態である。本研究課題では、NPの実践に特化した意思決定モデルの構築を目指す。
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研究実績の概要 |
研究代表者がこれまでの研究「我が国の看護の現状に即したNPの意思決定プロセスの解明とモデル構築に関する研究(研究活動スタート支援:2017年~2019年)」により作成したNPの意思決定モデル(試行版)を基盤とし、我が国の医療看護環境を基盤とした新たなNPの意思決定モデル(試行版)を構築した。そのモデルを構築する際に、もう一度データを見直し、最新の知見や文献検討及びNP教育者より最新の情報等を収集し、再検討を行った。国内外の文献および書籍を収集し、さらに米国のNPモデルを参考にしつつ、研究代表者が作成した意思決定モデル(試行版)を洗練させた。また、それを元にインタビューガイドを作成し、完成させ、対象者4名にインタビューを実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
パイロットテストを実施し、調査を開始する予定であったが、2021年度にインタビューガイドを再度大幅な見直しが必要となったため、進捗に遅れが出ている。2023年度は、研究代表者が所属する研究機関の研究倫理審査へ申請し、承認を得て、研究の協力の承諾を得られた対象者4名にインタビューを行ったが、引き続き対象者のデータ収集する必要があるため研究の遂行が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、研究の協力の承諾を得られた対象者6名にインタビューを行う。データの飽和化を確認しながら既存の米国のNPの意思決定モデルとの比較を参考に日本のNPの意思決定モデルの作成を行う。また、本研究の結果についてもまとめ、次年度の発表に向けての準備をすると同時に、論文執筆と報告書作成を行う。
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