研究課題/領域番号 |
20K19127
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
斎藤 瑠華 金沢大学, 保健学系, 助教 (50846681)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 健康教育 / 子ども / インドネシア / 看護職者 / 発展途上国 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、インドネシアにおける看護職者による子どもへの健康教育の実態を調査し、健康教育を実践する上での課題を明らかにすることである。インドネシアでは宗教や文化が人々の生活や考え方の基盤となっている。そのため、子どもを対象とした健康教育においても宗教や文化的背景を考慮した内容が求められるが、現在どのような健康教育が実施されているか明らかになっていない。そこで、本研究では健康教育の担い手に着目し、インドネシアに適した健康教育の検討や、子どもの健康増進の一助となることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、インドネシアにおける看護職者による子どもへの健康教育の実態を調査し、健康教育を実践する上での課題を明らかにすることである。インドネシアでは宗教や文化が人々の生活や考え方の基盤となっている。そのため、子どもを対象とした健康教育においても宗教や文化的背景を考慮した内容が求められるが、現在どのような健康教育が実施されているか明らかになっていない。そこで、本研究では健康教育の担い手に着目し、インドネシアに適した健康教育の検討や、子どもの健康増進の一助となることを目指している。 2023年度はインドネシアの都市部および農村部にあるPuskesmas(インドネシアの保健センター)10か所に勤務する看護職者12名を対象に小中学生に対する健康教育についてインタビュー調査を実施した。インタビューの結果、Puskesmas看護職者は小中学校へ学校健診に出向いた際に健康教育を行っていたことが明らかとなった。また、健康教育の内容は身の回りの環境衛生、食生活、歯科保健教育、性教育、応急処置など様々であったが、健康教育の実施回数や時間、健康教育を実施できる看護職者の人数が限られているといった課題を感じていた。また、学校教員の健康に対する関心が低い、異常があっても親が子どもを精査目的でPuskesmasに連れてこないため治療が遅れるといった周囲の支援を得られにくい状況にあることが明らかとなった。 2024年度はインタビュー内容をさらに分析し、その結果をもとに質問紙票を作成し、量的調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初の計画では、初年度にインタビュー調査を実施し、次年度に量的調査を実施する予定であった。しかし、COVID-19に伴いインドネシアへの渡航および調査が困難な状況が続き、データ収集の開始が遅れた。そのため、上記の進捗状況であると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
インタビュー結果の分析を進め、その内容をもとにした質問紙票の作成、現地の研究者との打ち合わせを行い、調査の準備が整い次第量的研究を調査実施予定である。また、関連学会への参加・発表や論文執筆を行う予定である。
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